横濱おなか診療所

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インフルエンザの予防接種

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Tel.045-507-8715

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ご予約について
診療は時間予約制となります。
診療終了後に次回の予約をお取りください。
(予約は1回分のみ30日先までお取りできます。)
初診の方はお電話で予約をお取りくださるようにお願いいたします。
直接来院された方は、救急の場合には急患の対応をいたしますが、原則的には来院時に当日あるいは翌日以降の予約を取っていただく形となります。

内科

内科

当院の主たる診療科目とは言えませんが、当院のモットーである「地域のかかりつけ医」を目指す上で欠かすことのできない診療科目です。

一般内科の診療は多岐にわたりますが、厚生労働省は医療資源の有効活用を目的として、各都道府県に医療計画を課している特定の疾患や診療領域があります。これらはすべてが内科疾患というわけではないのですが、有病率も高く継続的な医療サービスの提供と各地域で医療機関の連携が必要と思われる5つの病気と、地域ごとに医療施設や医療従事者の確保が不可⽋と考えられる5つの医療領域(2024~は「新興感染症対策」を含んだ6領域となる予定)が定められており、内科の診療領域が多く含まれております。
当院ではこれらの疾患を中心に、地域の医療を円滑に提供できるように専門医療機関と連携を取りながらよりよい診療に努めてまいります。

参照 厚生労働省HP:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html

上記の5つの病気とは

1.がん、2.精神疾患、3.脳卒中、 4.急性⼼筋梗塞、5.糖尿病を指します。
いずれの疾患も、その存在を早期に「気づき」、さらに未然に「予防」することが重要な疾患であることは枚挙にいとまがありません。

当診療科目では、上記3.4.5に関して生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症等)を中心に、日頃の健康維持管理をサポートさせて頂きます。健康の増進のためには診察室だけでは語りつくせない思いがあり、このHPを通じて情報を拡充していこうと思っております。
(急な発熱などの症状に関しては、当院では感染予防の観点から電話などで病状をお聞きした後に、発熱外来への受診をお勧めするか、オンライン診療での受診をお勧めしております。)

内科

また2.に関して、ストレス社会の中で胃腸障害に併せて「気うつ」などの精神的症状を訴えられる方も少なくありません。診療内科領域を専門的に診療することはできませんが、近隣の精神科の先生ともご指導、連携をさせて頂きながらご相談に乗っていこうと思っておりますので、専門医療機関へ直接受診されることに抵抗がある方などは遠慮なくご相談ください。

気うつ

生活習慣病

生活習慣病
  • 生活習慣病で真っ先に問題とされるのが動脈硬化の概念です。動脈硬化とは、簡単にいうと、動脈の壁が厚くなり、硬くなることです。
  • 各種酸化ストレスにより血管に過剰な脂質がたまったり、血管に慢性的な炎症が生じ、血管壁が厚くなったり硬くなったりするなど、いろいろな要因が絡み合って発症する病態とされています。
  • 動脈硬化はある程度まで進行するまでは悪影響が表れにくく、自覚症状に現れません。しかし、動脈硬化がある程度まで進行すると、動脈壁の病変である蓄積物(プラーク)が突然破裂して血栓という血液を塊が生じて,一気に血液の流れが途絶えてしまうという現象が起きることがあります。しかもその現象の多くは、ほんの瞬間的に起こります。
  • 動脈硬化は出現部位によって様々重篤な疾患を引き起こし、全死亡例の1/5に関与するともいわれます。
    例えば、虚血性心疾患・大動脈弁狭窄・脳梗塞・うつ・血管性認知症、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症、糖尿病性3大合併症(腎症、網膜症、神経障害)等が挙げられ、いずれも救命されても著しく生活の 質を落としてしまいます。
  • そのため発症まで痛くも痒くもない病態ですが、各疾患の発症予防がとても大切とされています。

高血圧症

持続的に血圧が上昇している状態で、その結果、心臓、眼底、脳、大動脈、腎臓など種々の器臓器に障害を起こします。特に脳卒中になる可能性・死亡率は血圧と強い相関があり血圧コントロールの重要性がうかがえます。

あまり症状がないため健康診断で指摘されることも多く、40歳以上の45%が高血圧に該当します。
悪玉コレステロールが善玉より著しく多くなったり、中性脂肪がふえてしまう病気です。

遺伝的な原因とともに、加齢、食事、運動など生活習慣に起因すると考えられていますが、
更年期の女性は血液中の脂質異常が起こりやすく、そのため動脈硬化による病気が起こりやすくなっていることにも注意が必要です。

自覚症状を起こすことはほとんどなく、検診により指摘されるケースがほとんどですが、動脈硬化の重要な危険因子であり、
これにより脳梗塞や心筋梗塞など生命に危険をもたらす病気を発症する危険性が高くなります。

高血圧症
  • 高血圧は、日本では4300万人というもっとも患者数の多い生活習慣病です。脳卒中、心臓病、腎臓病などを予防するうえで血圧は非常に重要で、患者さん、ご家族の方々の病気に対する理解も大切です。
  • 血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が血管の壁を押すときの圧力のことで、心臓が縮んだり広がったりすることで発生します。血圧の値は、心臓から押し出される血液量(心拍出量)と、血管の収縮の程度やしなやかさ(血管抵抗)によって決まります。
  • 高血圧は、血圧の値のうち上の血圧が140mmHg以上の場合、または下の血圧が90mmHg以上の場合、あるいはこれらの両方を満たす場合に診断されます。
  • そのままにしておくと動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中、腎臓病など重大な病気になる危険性が高まります。

一般向け「高血圧治療ガイドライン2019」解説冊子より
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019_gen.pdf

高血圧症
  • 血圧には、(1)病院・クリニックなどで測る診察室血圧、(2)自宅で自分で測る家庭血圧、(3)特殊な機器をつけて15分~1時間ごとに1日掛けて血圧を測る24時間血圧の3つがあります。
  • そのため、ご自宅での血圧測定をお勧めしており血圧手帳をお配りしております。
  • 最近の研究で、脳心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)の発症を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧の方が優れていることがわかってきました。そのため日本高血圧学会のガイドラインでも、高血圧の判定では、診察室血圧よりも家庭血圧を優先しています。
  • 高血圧の治療は、将来起きる可能性のある脳心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)や腎機能の悪化を予防するために行います。一般的な治療の目標として、75歳未満は診察室血圧で130/80mmHg未満を、75歳以上でも140/90mmHg未満を目指します。

一般向け「高血圧治療ガイドライン2019」解説冊子より
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019_gen.pdf

脂質異常症

更年期以降の女性に起こりやすい生活習慣病のひとつです。

基本的に高コレステロール血症などの遺伝的な原因とともに、加齢、食事・運動など生活習慣に起因すると考えられていますが、更年期の女性は血液中の脂質異常が起こりやすく、そのため動脈硬化による病気も起こりやすくなっていることにも注意が必要です。

自覚症状を起こすことはほとんどなく、検診により指摘され受診するケースがほとんどですが、動脈硬化の重要な危険因子であり、これにより脳血管障害や虚血性心疾患など動脈硬化性疾患を合併し生命に危険をもたらすこともあります。

脂質異常症
  • 脂質異常症も有病者数が3000万人と、非常に多くの方が罹患している疾患です。しかも血液中の脂質、特にLDL-Cや中性脂肪(TG:トリグリセライド)の増加は、動脈硬化の強い危険因子です。最近では、特に狭心症や心筋梗塞を発症した患者さんの再発防止には、LDL-Cをなるべく低く保つことが推奨されています。
  • 末梢血管から余剰のコレステロールを回収するのは、いわゆる善玉のHDLコレステロール(HDL-C)です。そのためHDL-Cが少ないことも、動脈硬化の危険因子となり診断がされます。
  • 末梢血管から余剰のコレステロールを回収するのは、いわゆる善玉のHDLコレステロール(HDL-C)です。そのためHDL-Cが少ないことも、動脈硬化の危険因子となり診断がされます。
脂質異常症脂質異常症
  • 脂質異常症と診断された方は、動脈硬化性疾患に罹りやすい度合いに応じて、カテゴリー別にやや複雑な管理目標が設定されています。まず対象者を、冠動脈疾患にまだ罹っていない場合(これを一次予防といいます)と、冠動脈疾患にすでに罹ったことがある場合(これを二次予防といいます)とに分け、二次予防の方は相対的に脂質管理が厳格に行われます。
  • さらに一次予防の対象の方は、合併症(糖尿病、糖尿病性腎症、末梢動脈疾患)の有無、スコア化された評価項目によりリスクを分け、各々に応じた管理目標で脂質管理を行います。

脂質異常症

動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版より
https://www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/publications/pdf/GL2022_s/03_220808.pdf

糖尿病

糖尿病とは血液中のブドウ糖(血糖)が多くなりすぎて、血管が傷つき、血液の流れが悪くなったりする病気です。
腎臓が悪くなり腎不全になったり、目が見えなくなったり、神経が障害され手足が常に傷んだりしびれたりするようになります。

また、免疫力が弱くなり手足が壊死を起こしたり、肺炎を起こしやすくなったりします。
食事療法や運動療法が治療の中心で、不十分な場合は内服治療が必要になります。近年、良い薬が増えてきています。

糖尿病
  • 「糖尿病」とは、膵臓で作られた「インスリン」というホルモンの量が不足したり、働きが悪くなることで、血液中のブドウ糖(血糖)が多くなりすぎた状態(高血糖)が、長く続く病気です。
  • インスリンは血糖が正常でいられるよう調節する、膵臓から分泌されるホルモンです。からだの中で、血糖を下げることができるのは、「インスリン」ただ一つです。
  • しかし、何らかの問題で、「インスリン」が不足(インスリン分泌低下)したり、働きが悪く(インスリン抵抗性増悪)なることで、血糖が正常に保てなくなります。つまり、血糖を正常に保つには、この「インスリン」がとても重要なのです!
  • 「インスリン」 とその「抵抗性」 は糖を取り込む為の「鍵」 と「ドア」 の関係にたとえられます。
    • インスリン分泌低下
      膵臓からのインスリンが不足していて、糖が充分に細胞のドアの中に入れない状態。糖の取込みがうまくいかない。
    • インスリン抵抗性増悪
      インスリンがあっても、細胞のドアのたてつけが悪いため、開きにくい。効率よく糖を取り込めない。
糖尿病
  • 高血糖が、長く続くとやがて自覚される症状が出現します。その代表格が(慢性期の)糖尿病合併症です。(※急性期合併症として低血糖やアシドーシス等がありますが、説明の簡略化の為ここでは割愛します)
  • (慢性期の)合併症は、障害を受ける血管の太さにより大きく2つに分かれます。
    • 細い血管が障害される代表的疾患(3大合併症)
      「網膜症」、「腎症」、「神経障害」がこれに当たります
    • 太い血管が障害される代表的疾患
      動脈硬化の病態を基に血管が傷害されます。「脳卒中」や「虚血性心疾患」、「下肢脈閉塞症」等が出現します
  • 他の生活習慣病と同様に、合併症が出現するまで多くの糖尿病患者さんは無症状で生活されるため、この期間に高血糖を放置せず合併症の発症や進行を遅らせることがとても大切です。
  • インスリン分泌を促し、必要量を下げる事で血糖値を良い状態に保つには、「食事療法」、「運動療法」、「薬物療法」の3つの治療法が基本です。
  • 本ページでは紙面の都合で簡略化しますが、様々なポータルサイトがあります。分かりやすい代表的なものを参考に挙げておきます。
  • ※国立国際療養研究センター 糖尿病センター 一般の方へHP
    https://dmic.ncgm.go.jp/general/index.html

糖尿病
  • エネルギーの摂りすぎは膵臓に負担をかけます。毎日の運動量から、必要なカロリーを計算し、その範囲内で食事を楽しみましょう。
    ※必要カロリーの計算はHPなどの利用がお勧めです。

    日本医師会HPより
    https://www.med.or.jp/forest/health/eat/01.html

  • 好きな物ばかりを食べるのではなく、色々な食品をまんべんなく摂りましょう。一日に30品目以上摂るのが理想と言われています。
  • 食事の時間が不規則だったり、食事を抜いたりすると、脂肪を蓄える働きが強くなります。食事は一日三回、決まった時間に摂りましょう。
  • 運動療法も大切な糖尿病治療のひとつです。しかし血糖コントロールや脱水の有無、合併症の状態等によっては、運動が危険な事もあり、主治医の診察後、無理のない運動から始めましょう!
  • 糖尿病の運動療法に適した運動としては、有酸素運動や筋力トレーニングを組みわせるのがよいと いわれています。
  • 急な運動は続けることも難しく、30分程度のウォーキングなどから徐々に付加を強くしていくことがお勧めです。

高尿酸血症・痛風

血液中の老廃物(尿酸)が増えて、関節の中に固い尿酸の結晶ができてしまう病気です。
関節が炎症を起こし、風が吹くだけでも激痛が走る、とても痛い病気です。
食事療法や運動療法で改善がなければ、内服治療が必要になります。

高尿酸血症・痛風
  • メタボ症候群でどうしても後回しにされがちな疾患ですが、無症状であれば経過観察でよいのでしょうか?この考えは解釈が必要で、日本と米国のガイドラインでは考え方が若干異なります。
  • 米国では痛風発作を起こした既往のある方を主な治療の対象としているのに対して、日本では無症状であっても、高尿酸血症を放置しない方針を示しています。
  • 少し回りくどい説明になりますが、この尿酸は元来強い抗酸化作用をもっており、紫外線などのストレスに対して発癌などの発症を抑えるなど生体に良い面を持っています。
  • 一方で尿酸は、プリン体を多く含む食品などから作られる際に、活性酸素を生み出し酸化ストレスとなる側面を持っております。
  • これが日本のガイドラインが積極的に高尿酸血症に介入をしていく根拠となっております。
高尿酸血症・痛風
  • 無症状の高尿酸血症に対しての治療介入について言及をした日本のガイドラインですが、すべての方を薬物治療の対象とはしておりません。
  • 尿酸値と合併症の有無についてリスクを分け薬物治療を行っていく事となっております。
  • 尿酸を下げる薬剤は大きく尿酸産生抑制薬と尿酸排泄促進薬に2分されます。
  • この薬剤を使い分けるために高尿酸血症は病型(疾患の病態)を分ける必要があります。
  • 大きく尿酸排泄低下型と腎負荷型(腎外排泄低下型、尿酸産生過常型)、つまり尿からの排泄が障害されているものそうで無いものに分けられます。
  • 従来尿酸産生抑制薬が、安全性の面から最初につかわれる薬剤とされてきたのですが、尿酸排泄低下型を含む患者さんが全体の9割を含むことが分かり、使用薬剤の順位付けが変わろうとしています。
  • 横濱おなか診療所
  • 〒226-0019 神奈川県横浜市緑区中山4-1-8ハイツ中山101-A
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  • 朝8:30より予約受付
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(受付時間)
8:00~12:00
(8:30~11:45)
16:30~19:00
(16:00~17:45)

診療は時間予約制となります。
初診の方は、お電話で予約をお取りくださるようにお願いいたします。
【休診日】 水・土曜日午後・日・祝
※8:00~9:00・14:00~16:00 検査・OPE 優先
※18:00~19:00 オンライン診療
当医院は発熱外来を行っておりませんので、発熱の患者様はオンライン診療となります。
新型コロナウイルスのPCR検査・抗原検査は、行っておりません。

※ご予約について
当医院は時間枠予約制で、予約時間通りに診療が進まない場合もごさいます。予めご了承ください。
通常の診療予約は、診察後会計時、または休診日以外の13時~16時にお電話でお取りいただくか、インターネットでご予約下さい。
急病など当日受診希望の方、初診の方、お薬がなくなってしまう方は、まずお電話でご相談ください。
30日先まで、1回分の診察予約が可能です。インターネットでは検査の予約ができませんので、必ずお電話でご相談ください。
予約なしに直接来院されると、予約の方が優先のためお待ち頂く事になりますので、事前にお電話をお願い致します。
院内が込み合っている場合には電話が繋がりにくいことがあります。その場合は少し時間をおいてからおかけ直しください。