先日、患者さんからこんなことを…
公開日:2026年09月26日
更新日:2026年09月23日

目次

「内視鏡検査って、やっぱり苦しいですか?」
検査をご案内していると、この質問をいただくことがあります。
特に初めて検査を受ける方からは、
「胃カメラはオエッとなりそう……」
「鼻からでも苦しいのでは?」
「大腸カメラは、お腹が痛くなりそう」
といった不安の声を聞くことがあります。
内視鏡検査を受ける前に、こうした心配があるのは自然なことだと思います。
今回は、検査室で患者さんと接している看護師の立場から、内視鏡検査についてよく聞かれることをお話しします。
「内視鏡は苦しい」と聞くけれど……
まず知っておいていただきたいのは、内視鏡検査の感じ方には個人差があるということです。
同じ検査を受けても、「思っていたより大丈夫だった」と感じる方もいれば、「やっぱり苦しかった」と感じる方もいます。
胃カメラでは、口から入れる場合、喉の反射によって「オエッ」とすることがあります。
一方、鼻から入れる経鼻内視鏡では、口からの検査とは違った感じ方になることがあります。
ただ、「鼻からなら絶対に苦しくない」というわけではありません。
鼻の状態などによっては、鼻からの挿入が難しい場合もあります。
そのため、検査方法については、患者さんの希望や状態を確認しながら相談していくことが大切です。
「鼻からでも苦しいのでは?」と心配な方へ
「鼻からなら楽ですか?」
これもよく聞かれる質問です。
実際には、検査の感じ方には個人差があります。
以前の胃カメラでつらかった経験がある方や、検査そのものに強い不安がある方は、そのことを検査前にスタッフへ伝えてください。
「前回の検査が苦しかった」
「オエッとなりやすいです」
「内視鏡検査が初めてなので不安です」
このようなことでも構いません。
検査を受ける方がどのようなことを不安に感じているのかを知ることは、私たち看護師にとっても大切な情報です。
鎮静剤を使う方法もあります
「内視鏡の苦しさが心配だけれど、検査は受けたい」
そのような方には、鎮静剤を使用して検査を受ける方法も選択肢の一つです。
鎮静剤を使用すると、検査中の不安や緊張を和らげることが期待できます。
ただし、鎮静剤を使用したからといって、すべての方が同じように感じるわけではありません。また、使用後はしばらく休んでいただく必要があるなど、注意していただきたいこともあります。
鎮静剤を使用するかどうかは、検査を受ける方の状態や希望などを踏まえて判断します。
「以前の胃カメラがつらかった」
「検査に対する不安が強い」
「鎮静剤を使った方がよいか相談したい」
という場合も、検査前にスタッフへお伝えください。

「大腸カメラはお腹が痛くなりそう……」
大腸カメラについては、
「お腹が痛くなりませんか?」
「検査中はずっと苦しいのでしょうか?」
と心配される方もいらっしゃいます。
大腸内視鏡検査では、腸を広げて観察することなどによって、お腹の張りや痛みを感じることがあります。
こちらも感じ方には個人差があります。
「大腸カメラは絶対に痛い」と決めつけてしまうと、検査を受けること自体が怖くなってしまうかもしれません。
反対に、「全然痛くありません」と言い切ることもできません。
だからこそ、検査を受ける前に不安なことを伝えていただくことが大切です。
不安なことは、検査前に話して大丈夫です

内視鏡検査を受けるときは、
「こんなことを言っていいのかな?」
と遠慮される方もいます。
でも、検査について不安に思っていることがあれば、遠慮なくスタッフにお話しください。
特に、
・以前の内視鏡検査がつらかった
・検査そのものが怖い
・鼻からの胃カメラについて知りたい
・鎮静剤を使うことについて相談したい
・大腸カメラでお腹が痛くならないか心配
・検査について分からないことがある
など、どんな小さなことでも構いません。
すべての不安をなくしてから検査を受けなければいけない、ということではありません。
「ちょっと心配です」と伝えていただくだけでも大丈夫です。
看護師からお伝えしたいこと
内視鏡検査は、受ける前から不安になってしまう方も少なくありません。
「苦しいのかな」
「痛かったらどうしよう」
「ちゃんと受けられるかな」
そんな気持ちになるのは、決して珍しいことではありません。
検査の感じ方には個人差があります。
だからこそ、患者さん一人ひとりの不安やこれまでの経験を伺いながら、検査方法や鎮静剤の使用について相談していくことが大切だと私たちは考えています。
内視鏡検査について分からないことや心配なことがあれば、検査前にスタッフへお伝えください。
「こんなことを聞いてもいいのかな?」と思うことこそ、ぜひ聞いてください。
少しでも不安を減らして検査当日を迎えられるよう、スタッフがお手伝いします。
執筆:横濱おなか診療所 看護師
医学監修:横濱おなか診療所 院長









