健康診断や横浜市の大腸がん検診…
公開日:2026年09月15日
更新日:2026年09月12日

先日、患者さんからこんなことを聞かれました。
「看護師さんは、この仕事をしていて楽しいですか?」
少し意外な質問でした。
普段は、
「検査は痛くないですか?」
「下剤はちゃんと飲めますか?」
「終わったあとはどうしたらいいですか?」
といった質問をいただくことが多いので、仕事そのものについて聞かれることはあまりありません。
でも、聞かれてみると、あらためて考えるきっかけになりました。

「楽しい」だけではないけれど
看護師の仕事は、もちろん毎日楽しいことばかりではありません。
忙しい日もありますし、患者さんがつらそうにされていると、こちらも「どうしたら少しでも安心してもらえるだろう」と考えます。
特に、初めて大腸カメラを受ける方は、検査そのものだけでなく、
「どんな雰囲気で進むんだろう」
「何をされるのか分からなくて怖い」
「緊張して、うまく質問できないかもしれない」
といった不安を抱えて来院されることがあります。
検査に慣れている私たちにとっては日常の一場面でも、患者さんにとっては初めての経験かもしれません。
そこは忘れないようにしたいと思っています。
表情を見ながら説明しています
検査前にお話しするときは、説明する内容だけでなく、患者さんの表情も見るようにしています。
少し表情が硬くなったり、返事をしながらもどこか心配そうだったりすると、
「何か気になっていることはありませんか?」
と、途中でも声をかけるようにしています。
説明を一度聞いただけでは分からないこともあります。
また、緊張していると、聞きたかったことが頭から抜けてしまうこともありますよね。
ですから、うまく説明しようとしなくても大丈夫です。
「ちょっと怖いです」
「ここがよく分かりません」
それだけでも構いません。
気になることが一つでもあれば、教えていただけたらと思っています。

看護師の仕事で感じること
患者さんの不安をすべてなくすことは難しいかもしれません。
それでも、説明をしているうちに少し表情がやわらいだり、「分かりました」と言っていただけたりすると、こちらもほっとします。
検査そのものを行うのは医師ですが、その前後にはさまざまな準備や説明があります。
その時間を、患者さんができるだけ安心して過ごせるようにすることも、看護師の大切な仕事の一つだと思っています。
毎日同じように見える検査でも、患者さん一人ひとり、不安に感じることは違います。
だからこそ、その方が今どんなことを心配しているのかを考えながら接することは、この仕事の難しさでもあり、やりがいでもあります。
「この仕事をしていて楽しいですか?」
最初の質問に戻ります。
「楽しいですか?」と聞かれると、少し答えるのが難しい気もします。
楽しいことだけではありません。
でも、患者さんが少し安心された様子を見ると、
「この仕事をしていてよかったな」
と思うことがあります。
これから大腸カメラなどの検査を受ける方へ。
緊張して、うまく話せなくても大丈夫です。
検査について不安なことや、よく分からないことがあれば、ほんの小さなことでも遠慮なく看護師に伝えてください。
私たちも、患者さんの表情を見ながら、一緒に確認していきたいと思っています。
執筆:横濱おなか診療所 看護師









