公開日:2026年03月29日
更新日:2026年04月12日

「胃が痛い」「胸やけが続く」「健康診断で胃カメラを勧められた」――。
いざ胃カメラ(上部内視鏡検査)を考えたときに、
多くの方が気になるのが
“苦しくないか”“オエッとなるのが怖い”
という不安ではないでしょうか。
胃カメラは、食道・胃・十二指腸を直接観察し、
胃炎や潰瘍だけでなく、胃がんなどの
重大な病気の早期発見にもつながる
重要な内視鏡検査です。
一方で、過去に苦しい経験があると
「もう二度と受けたくない」と
感じる方も少なくありません。
そこで本記事では、
胃カメラで分かること/
受診の目安/
経鼻(鼻から)内視鏡の特徴/
検査前後の流れを、
「横濱おなか診療所」の取り組みも交えながら、
できるだけ分かりやすく解説します。

胃カメラ(上部内視鏡検査)とは?何が分かる検査?
胃カメラ(上部内視鏡検査)は、
先端にカメラの付いた細いスコープを用いて、
食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。
画像で目に見える形で確認できるため、
炎症やただれ、潰瘍、ポリープ、腫瘍などの
評価に優れています。
必要に応じて、
組織を少し採取して詳しく調べる(生検)
ことも可能です。
胃カメラで見つかる代表的な病気の例は、次のとおりです。
- 逆流性食道炎(胸やけの原因になることが多い)
- 急性・慢性胃炎
- 胃・十二指腸潰瘍
- 胃・十二指腸ポリープ
- 食道がん/胃がん/十二指腸がん など
「症状がある時の原因検索」だけでなく、
「健康診断・人間ドックで異常を指摘された時の精密検査」
としても非常に重要です。

胃カメラを検討したい症状・きっかけ(受診目安)
胃の不調は、食生活やストレス、
薬の影響などでも起こりますが、
なかには放置すべきではない病気が
隠れていることがあります。
次のような症状・きっかけがある方は、
一度相談することをおすすめします。
よくある受診のきっかけ
- 胃の痛みが続く
- 胃もたれや胸やけが続く
- 胃の違和感・不快感が続く
- 吐き気がある
- 健康診断でピロリ菌陽性と言われた
(または過去に指摘されたことがある) - 健診で「要精密検査」「胃カメラ推奨」と言われた
早めの受診が望ましいサイン(特に注意)
- 食欲低下や体重減少が続く
- 飲み込みにくさ(つかえ感)がある
- 吐血、黒い便(タール便)が出た
- 貧血を指摘された、ふらつきが増えた
- 強い腹痛が続く/夜間に痛みで目が覚める
上記に当てはまる場合、
自己判断で様子を見るよりも、早めの受診が安心です。
胃の不調の原因は?胃カメラで確認できること
胃の症状は
「胃炎」と一言で片づけられがちですが、
背景はさまざまです。
代表的には以下のような原因が関係します。
- 胃酸の逆流(胸やけ、喉の違和感)
- ピロリ菌感染(慢性胃炎、萎縮性胃炎、
潰瘍、胃がんリスクに関係) - 鎮痛薬(NSAIDs)など薬剤による胃粘膜障害
- ストレス・自律神経の乱れ
(機能性ディスペプシアなど) - 胃・十二指腸潰瘍
- 腫瘍性病変(がん・ポリープ)
胃カメラの強みは、
これらを“推測”ではなく、
粘膜を直接見て確認できる点にあります。
「原因が分からない不安」を減らし、
必要な治療につなげるための検査です。
経鼻(鼻から)内視鏡と経口(口から)内視鏡の違い
胃カメラは、挿入する入口が大きく分けて2つあります。
経口内視鏡(口から)
一般的な方法で、口からスコープを入れます。
舌の奥に触れるため、
えずき(嘔吐反射)が強く出やすい方は
「苦しい」と感じやすい傾向があります。
経鼻内視鏡(鼻から)
鼻から細いスコープを入れる方法です。
舌の根元に触れにくく、
嘔吐反射が起こりにくいのが
大きな特徴です。
検査中に医師と会話できる場合もあり、
「思ったより楽だった」という声も少なくありません。
一方で、鼻の通りが狭い方は挿入しにくい場合があり、
体質によっては鼻がヒリヒリしたり、
まれに鼻出血が起こることもあります。
「オエッとなるのが怖い」「以前つらかった」
という方は、
経鼻内視鏡を検討する価値があります。

横濱おなか診療所の胃カメラ:負担を減らすための工夫
横濱おなか診療所では、
内視鏡検査に不安がある方にも
受けていただきやすいよう、
“つらさ・苦しさを最小限に” する
工夫を行っています。
1)細いスコープで苦痛を軽減
当院では、
細径スコープを使用し、
負担の少ない胃カメラを目指しています。
2)鼻から/口からを希望に合わせて選択
当院では経鼻用の細経スコープを使用し、
状態やご希望に合わせて、
鼻もしくは口から検査を行います。
(※鼻の通りや既往などにより、適した方法をご提案します)
3)炭酸ガスで“お腹の張り”を減らす工夫
内視鏡検査では観察のためにガスを入れますが、
当院では吸収性の良い炭酸ガスを使用し、
検査後にお腹の張りが残りにくいよう配慮しています。
4)朝8時の胃カメラ枠(出勤前にも相談しやすい)
忙しい方でも検査を受けやすいよう、
当院では出勤前の朝8時の胃カメラ枠も
用意しています(枠状況により要相談)。
「胃カメラを受けたいけれど時間が取れない」
という方も、まずはご相談ください。
5)鎮静剤の希望にも対応(ご相談の上)
「どうしても不安が強い」「検査が怖い」
という方には、
状況により鎮静剤の使用も選択肢になります。
鎮静剤を使用した場合は、
検査後に休憩が必要になったり、
当日の運転ができないなど注意点があるため、
予約時にしっかり確認します。
胃カメラ検査の流れ(前日〜当日)|準備でラクになる
「何をどこまで気をつければいいの?」
という不安を減らすために、
当院での案内をもとに流れを整理します。
検査前日
- 夕食は少なくとも午後9時までに軽く済ませ、
それ以降は食事を控えます - 9時以降〜就寝までは、水分(お茶・水)を十分に
- 牛乳は飲まない
- アルコールは控える
- 常備薬がある方は事前相談
(特に血液がサラサラになる薬は必ず申告)
検査当日
- 検査が終わるまで、
飲食は少量の水・お茶以外は禁止 - たばこは胃液が増えて検査がしにくくなるため、
できるだけ吸わない
準備を守ることで、検査がスムーズになり、観察の精度も上がります。
よくある質問(Q&A):痛い?苦しい?時間はどれくらい?
Q1:胃カメラって痛いですか?
感じ方には個人差がありますが、
多くの方が心配するのは「鋭い痛み」よりも、
えずき・圧迫感・気持ち悪さです。
経鼻内視鏡は嘔吐反射が起こりにくいため、
負担軽減につながることがあります。
Q2:検査中、息ができなくなりませんか?
内視鏡は気道ではなく食道側を通るため、
基本的に呼吸はできます。
緊張で息苦しく感じる場合もありますが、
スタッフが声かけしながら進めます。
Q3:検査時間はどれくらい?
観察自体は短時間で終わることが多い検査です。
前処置や説明、(鎮静剤使用時は休憩)なども含めて、
余裕をもって来院されるのがおすすめです。
こんな時は消化器内科へ:横浜で「胃カメラが必要か迷う」方へ
胃の症状は一時的に良くなることもありますが、
次のようなケースでは、
自己判断で先延ばしにしない方が安心です。
- 胃痛、胸やけ、吐き気が繰り返す/長引く
- 市販薬で良くならない、効きが悪くなってきた
- 食欲低下、体重減少、貧血などの“全身症状”がある
- 健診で異常を指摘された
- ピロリ菌陽性を指摘されたことがある
「受けるべきか迷う」段階でも構いません。
症状や背景(年齢、家族歴、内服薬など)をふまえて、
必要性を一緒に整理します。
横濱おなか診療所(横浜・中山駅)のご案内|アクセス・診療時間・予約
当院は、横浜市緑区の中山駅から徒歩3分の立地で、
通院しやすい消化器内科・内科です。
市営バス等の西村橋バス停前、駐車場もございます(2台)。
胃カメラを含む内視鏡検査は、
時間予約制でご案内しています。
初診の方はお電話での予約をお願いいたします。
- アクセス:横浜市営地下鉄グリーンライン/JR横浜線「中山駅」徒歩3分
- 診療時間(受付時間):
- 8:00〜12:00(8:30〜11:45)…月・火・木・金・土
- 16:30〜19:00(16:00〜17:45)…月・火・木・金
- 休診日:水曜・土曜午後・日曜・祝日
- 検査・OPE優先枠:8:00〜9:00/14:00〜16:00(予約状況等はご相談)
まとめ:胃カメラは「早めの確認」で安心につながる検査です
胃カメラ(上部内視鏡検査)は、
胃炎や潰瘍だけでなく、
胃がんなど重大な病気の早期発見にも役立つ内視鏡検査です。
「苦しいのが怖い」という方も、
経鼻内視鏡(鼻から)など負担を減らす
選択肢があります。
横浜・中山駅近くで胃カメラをご検討中の方は、
症状の程度にかかわらず、まずは一度ご相談ください。
お気軽にご相談ください。









