公開日:2026年03月29日
更新日:2026年04月12日

「排便のたびに鮮やかな赤い血がつく」「肛門から何かが出てくる感じがある」「違和感や残便感が続く」――。
こうした症状は、痔核(いぼ痔)でよくみられます。
痔はとても身近な病気ですが、
恥ずかしさから受診を先延ばしにしてしまい、
症状が悪化したり、実は別の病気(大腸の炎症や腫瘍など)が隠れていた…
ということもあります。
この記事では、
横浜で消化器内科・肛門外科の受診を検討している方に向けて、
痔核(いぼ痔)の基礎知識からセルフケア、受診の目安、
必要に応じた内視鏡検査(大腸カメラ)の考え方、
そして当院(横濱おなか診療所)の診療体制まで、
わかりやすくまとめます。

痔核(いぼ痔)とは?|内痔核・外痔核の違い
痔核は、肛門周囲の血管(静脈叢)がうっ血して腫れ、
こぶ状になる状態で、「いぼ痔」とも呼ばれます。
肛門の中には排便をコントロールする“クッション”のような組織があり、
これがうっ血して膨らむことで痔核が生じます。
痔核は、歯状線(肛門と直腸の境目)を境に内痔核と外痔核に分かれます。
実際には病変がまたがることも多く、
症状や治療法の選択には診察での見極めが重要です。

主な症状|出血・脱出・残便感(痛みがないことも)
内痔核は初期では痛みが出にくく、気づかないこともあります。
一方で進行すると、次のような症状が目立ちます。
- 排便時の出血(鮮やかな赤い血)
- 肛門から何かが出てくる感じ(脱出)
- 違和感・残便感
- 脱出が強いと、指で押し戻す必要が出たり、戻りにくくなることもあります
※「痛みが少ないから大丈夫」とは限りません。
特に出血が続く場合は、痔以外の原因も含めて確認が必要です。
原因|便秘・下痢・いきみ・長時間の座位がリスクに
痔核は生活習慣と深く関係します。
よくあるリスク要因として、以下が挙げられています。
- 便秘や下痢を繰り返す
- 長時間のいきみ(トイレに長く座る)
- 妊娠・出産(腹圧が上がりやすい)
- 立ち仕事・長時間の座位
- 運動不足・肥満
- 加齢による肛門周囲の筋力低下
便秘で強くいきむ、あるいは下痢で肛門に負担がかかる状態が続くと、
血流が滞り、痔核が悪化しやすくなります。
自分でできるケア|まずは「便の性状」と「トイレ習慣」を整える
軽症の痔核では、生活改善とお薬(軟膏・坐薬など)で落ち着くことも多いです。
一般的な保存的アプローチとして、次のような工夫が挙げられます。
- 食物繊維・水分摂取を意識し、便を硬くしない
- トイレに長居しない(スマホを見ながら“つい長時間”を避ける)
- 肛門を温める(坐浴など)
- 症状に応じて軟膏・座薬で炎症を抑える
「便を柔らかく、出しやすく」することが、再発予防にも直結します。
受診の目安|“痔だと思っていた血”ほど注意が必要なケース
痔核による出血はよくありますが、血便の原因は痔だけではありません。
出血がある場合、大腸がんや炎症性腸疾患などとの鑑別が重要で、
50歳以上の方や血便が長引く場合は大腸カメラ(内視鏡検査)を推奨する考え方が示されています。
特に次に当てはまる方は、早めにご相談ください。
- 血便が続く/量が増えてきた
- 便が細くなった、便通が急に変わった
- 体重減少、貧血症状(ふらつき・息切れ)がある
- 腹痛・発熱を伴う
- 50歳以上で初めて血便が出た
- ご家族に大腸がん・大腸ポリープの既往がある
当院でも、大腸内視鏡検査は「50歳以上」「便に血が混じる」「下痢・便秘が続く」
などの方に適した検査としてご案内しています。

検査・診断は何をする?|肛門の診察+必要に応じて大腸カメラ
痔核は、視診・指診・肛門鏡などで評価します。
ただし「出血=痔」と決めつけず、必要に応じて大腸内視鏡検査で大腸全体を確認することが安心につながります。
当院では、痛み止めの点滴を用いた大腸内視鏡など、苦痛に配慮した内視鏡検査を行っています。
治療の選択肢|保存療法〜注射治療〜外科的治療まで
治療は、症状の強さや進行度で変わります。一般的には次の段階で考えます。
- 保存的治療(軽症):生活改善、軟膏・坐薬など
- 手術以外の治療(中等症):
- ALTA療法(ジオン注射):痔核に硬化剤を注射し縮小
- 輪ゴム結紮療法(RBL):根元を縛って脱落させる - 外科的手術(重症):結紮切除術など
「どれが正解」ではなく、
生活背景(仕事・育児・介護)、痛みの許容度、
再発リスクの考え方なども含めて、
一緒に方針を決めるのが大切です。

横浜で痔核を相談するなら|横濱おなか診療所の強み
1) 問診と丁寧な診察で、原因を見極めます
痔核は症状が似ていても、
状態は人それぞれです。
問診と丁寧な診察を行います。
「恥ずかしい」「何をされるかわからない」
という不安にも配慮しながら進めます。
2) 必要なら内視鏡検査で“見逃さない”
出血がある場合は大腸の病気との鑑別が重要で、
当院でも適応に応じて大腸内視鏡検査をご案内しています。
また、細い胃カメラや痛み止めの点滴を行う大腸内視鏡など、
苦痛に配慮した検査体制があります。
3) 手術が必要な場合も「日帰りの外来手術」に対応
当院では、十分な鎮痛を行ったうえで、
外痔核には切除、
内痔核にはALTA療法を組み合わせる治療を
日帰りで行う体制を整えています。
手術は日帰りの外来手術です。
そして大切なこととして、
無理に手術をお勧めすることはありません。
症状・生活状況・ご希望を踏まえ、
保存療法も含めて現実的な選択肢を一緒に検討します。
4) 「専門医」が在籍、通いやすい立地と診療体制
厚生労働省の医療情報ネットでは、
当院に消化器内視鏡専門医や大腸肛門病専門医等が在籍している旨が掲載されています。
また、JR横浜線・グリーンラインの中山駅から徒歩3分、駐車場(無料2台)の情報も掲載されています。
診療は時間予約制で、基本の診療時間は8:00〜12:00/16:30〜19:00(受付時間の設定あり)です。
朝の時間帯も含め、通院のしやすさに配慮しています。
まとめ|「痔かな?」と思ったら、早めの相談がいちばんの近道
痔核(いぼ痔)は珍しい病気ではなく、
生活習慣の影響も大きい一方で、
状態に応じて保存療法から日帰り手術まで選択肢があります。
特に血便がある場合は、痔以外の病気を見逃さないために、
必要に応じて内視鏡検査も含めた評価が安心につながります。
お気軽にご相談ください。
「これって受診すべき?」「まずは薬だけで様子を見たい」など、
どんな段階でも大丈夫です。
横浜エリアで消化器内科・肛門外科をお探しの方は、
横濱おなか診療所までご相談ください。









