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高血圧は症状がなくても治療が必要?放置によるリスク

公開日:2026年04月29日
更新日:2026年04月26日

健康診断や人間ドックで
「血圧が高めです」「内科で相談してください」と言われても、
特に体調が悪くないと、そのまま様子を見てしまう方は少なくありません。

診察室でも、
「頭痛もないので大丈夫だと思っていました」
「血圧の薬は一度始めるとやめられない気がして不安です」
「家ではそこまで高くないと思います」といったお話をよく伺います。

高血圧の難しいところは、症状がないまま進行することが多い点です。
血圧が高い状態が続いても、痛みや苦しさを感じない方が多く、
気づかないうちに血管や心臓、腎臓へ負担がかかっていることがあります。

今回は、横濱おなか診療所の院長ブログとして、
「高血圧は症状がなくても治療が必要なのか」「放置するとどのようなリスクがあるのか」について、できるだけわかりやすくお話しします。

高血圧とはどのような状態でしょうか

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す圧力のことです。

一般的に、診察室で測った血圧が 140/90mmHg以上 の場合、高血圧と診断されます。
ご家庭では、診察室より少し低い 135/85mmHg以上 が高血圧の目安とされています。

ただし、血圧はその日の体調、睡眠、緊張、運動、食事、カフェイン、ストレスなどで変動します。
診察室では緊張して高くなる「白衣高血圧」の方もいれば、
診察室では正常でも自宅や早朝に高くなる「仮面高血圧」の方もいます。

そのため、当院でも診察室の血圧だけで判断せず、
必要に応じて家庭血圧の記録を確認しながら、
患者さんごとに治療の必要性を考えるようにしています。

高血圧は、単に「数字が高い病気」ではありません。
血管に強い圧力がかかり続けることで、血管の壁が少しずつ傷み、動脈硬化が進みやすくなる状態です。

なぜ症状がないのに治療が必要なのでしょうか

高血圧が怖い理由は、症状がなくても体の中では負担が積み重なっていくことです。

水道管に高い圧力がかかり続けると、管が傷みやすくなるのと似ています。
人の血管も、高い圧力にさらされ続けることで、硬くなったり、狭くなったり、詰まりやすくなったり、破れやすくなったりします。

その結果として問題になるのが、脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下などです。

高血圧の治療は、「今つらい症状を取るため」というよりも、将来の大きな病気を防ぐための治療です。
元気に過ごせる時間を守るために、症状がない段階から向き合うことが大切です。

高血圧を放置すると起こりやすい病気

脳卒中

高血圧と関係が深い病気の代表が、脳卒中です。

脳卒中には、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血などがあります。
脳卒中は命に関わるだけでなく、助かった場合でも麻痺、言語障害、認知機能低下、寝たきりなど、その後の生活に大きな影響を残すことがあります。

「血圧は高いけれど、まだ症状がないから大丈夫」と思っている間にも、血管への負担が進んでしまうことがあります。

心筋梗塞・狭心症・心不全

血圧が高い状態では、心臓は強い力で血液を送り出さなければなりません。
その状態が続くと、心臓の筋肉が厚くなったり、心臓の血管に動脈硬化が進んだりします。

その結果、狭心症や心筋梗塞、心不全のリスクが高まります。

「階段で息切れしやすい」「胸が締めつけられる感じがある」「夜間に息苦しくなる」「足がむくむ」といった症状がある場合は、
すでに心臓に負担が出ている可能性もあるため注意が必要です。

腎臓の機能低下

腎臓は、血液をろ過して尿を作る臓器です。
腎臓には細い血管がたくさん集まっているため、高血圧の影響を受けやすい臓器の一つです。

高血圧が続くと、腎臓の血管が傷み、尿たんぱくが出たり、腎機能が低下したりします。
進行すると、慢性腎臓病や透析が必要な状態につながることもあります。

血液検査でクレアチニンやeGFRを確認したり、尿検査でたんぱく尿を調べたりすることは、高血圧管理の中でも大切です。

高血圧の主な原因

高血圧の多くは、一つの原因だけで起こるわけではありません。
食事、体重、運動、睡眠、ストレス、加齢、体質など、
さまざまな要因が重なって起こります。

特に関係しやすいのは、
塩分の多い食事、体重増加、内臓脂肪の蓄積、運動不足、飲酒量の増加、睡眠不足、喫煙などです。

また、糖尿病脂質異常症脂肪肝睡眠時無呼吸症候群などが背景にある方では、
高血圧も一緒に見つかることがあります。
消化器内科の診療をしていると、健診で脂肪肝を指摘され、
同時に血圧や血糖、コレステロールも高めという方にしばしばお会いします。

急に血圧が高くなった方、若い頃から血圧が高い方、薬を飲んでも下がりにくい方では、
腎臓・副腎・甲状腺・睡眠時無呼吸症候群などが関係する二次性高血圧を考えることもあります。

どのようなときに受診した方がよいでしょうか

次のような場合は、症状がなくても一度内科で相談することをおすすめします。

・健診で血圧が高いと言われた方
・家庭血圧で135/85mmHg以上が続く方
・診察室血圧で140/90mmHg以上を指摘された方
・上の血圧が160mmHg以上になることがある方は、
早めに血圧の状態を確認した方がよいでしょう。

また、糖尿病、脂質異常症、腎機能低下、脂肪肝を指摘されている方、
ご家族に脳卒中や心筋梗塞の方がいる方、
睡眠時無呼吸症候群が疑われる方も注意が必要です。

特に、180/110mmHg以上のような非常に高い血圧が繰り返し出る場合や、
強い頭痛胸痛息苦しさ片側の手足の動かしにくさ
ろれつが回らないなどの症状がある場合は、救急対応が必要になることもあります。

治療は薬だけではありません

高血圧治療というと、「薬を飲むこと」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろん、血圧の高さや合併症の有無によっては、薬物療法が必要です。
しかし、高血圧治療の基本は生活習慣の見直しです。

塩分を控える、体重を適正に近づける、野菜やたんぱく質を意識した食事にする、
飲酒量を見直す、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる、
睡眠を整える、禁煙する、家庭血圧を記録する。
こうした積み重ねが血圧管理にはとても大切です。

一方で、生活習慣を整えても十分に下がらない場合や、
血圧がかなり高い場合、糖尿病・脂質異常症・腎臓病などを合併している場合には、
薬による治療を組み合わせることが重要です。

薬は「一度始めたら絶対にやめられないもの」ではありません
体重減少、減塩、運動習慣の改善などにより血圧が安定すれば、薬の量を調整できることもあります。
ただし、自己判断で中止すると血圧が再上昇することがあるため、必ず医師と相談しながら進めることが大切です。

横濱おなか診療所での高血圧診療について

横濱おなか診療所は、横浜市緑区・中山駅近くの消化器内科・内科・肛門外科の診療所です。

当院では、胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査や肛門外科診療に加えて、
高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を含む一般内科診療も行っています。

高血圧の診療では、血圧の数字だけを見るのではなく、
患者さんの生活背景、健診結果、血液検査、尿検査、体重変化、
糖尿病や脂質異常症の有無などを含めて総合的に確認します。

当院は高血圧専門外来ではありませんが、
内服薬を中心とした高血圧管理、健診後の相談、生活習慣の見直しについて対応しています。
重症の高血圧、二次性高血圧が疑われる場合、心臓・腎臓・内分泌疾患などの
専門的評価が必要な場合には、適切な専門医療機関へご紹介いたします。

家庭血圧を測ることが第一歩です

高血圧管理でとても大切なのが、家庭血圧です。

おすすめは、朝と夜に測る方法です。
朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食や内服前に測ります。
夜は就寝前に落ち着いた状態で測ります。
椅子に座って1〜2分安静にしてから、上腕式の血圧計で測定するとよいでしょう。

毎回の数値に一喜一憂する必要はありません。
大切なのは、数日から1週間程度の平均的な傾向を見ることです。

血圧手帳やスマートフォンの記録を診察時に見せていただくと、
診察室だけではわからない日常の血圧変動を確認しやすくなります。

まとめ

高血圧は、症状がないことが多い病気です。

しかし、症状がないことと、体に負担がないことは同じではありません。
血管、脳、心臓、腎臓には、少しずつ負担が積み重なっていきます。

高血圧の治療は、今すぐ困っている症状を取るためだけのものではありません。
将来の脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下を防ぎ、元気に過ごせる時間を守るための治療です。

健診で血圧を指摘された方、家庭血圧が高めの方、薬を始めるべきか迷っている方は、
まずは血圧の記録を持って、内科で相談してみてください。

横浜・中山駅周辺で、高血圧や生活習慣病について相談したい方は、横濱おなか診療所でも対応しています。
消化器内科、肛門外科、内視鏡検査の診療とあわせて、
日々の体調や健診結果を一緒に確認しながら、無理のない形で健康管理を続けていきましょう。

Q&A:高血圧についてよくある質問

Q1.症状がなければ、血圧が高くても様子を見てよいですか?

症状がなくても、血圧が高い状態が続く場合は注意が必要です。
高血圧は自覚症状が乏しいまま、脳卒中、心筋梗塞、腎機能低下などのリスクを高めることがあります。
健診や家庭血圧で高値が続く場合は、一度ご相談ください。

Q2.血圧の薬は一度始めたら一生飲み続けるのでしょうか?

必ずしもそうではありません。
体重管理、減塩、運動、飲酒量の見直しなどで血圧が安定すれば、薬の量を調整できることもあります。
ただし、自己判断で中止すると血圧が上がることがあるため、医師と相談しながら進めることが大切です。

Q3.家では正常なのに、診察室では血圧が高くなります。

診察室で緊張して血圧が上がる「白衣高血圧」の可能性があります。
家庭血圧を記録し、診察時に見せていただくと判断しやすくなります。

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