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大腸カメラは何時間かかる?下剤から帰宅までの流れと当日の過ごし方

公開日:2026年07月26日
更新日:2026年07月26日

「大腸カメラは、検査そのものに何時間もかかるのでしょうか」
「朝から下剤を飲むと聞きましたが、仕事は休んだ方がよいですか」
「検査が終わったら、すぐに帰宅できますか」

大腸カメラを受ける前には、検査の痛みだけでなく、当日どのくらい時間がかかるのかを心配される方が少なくありません。
予定が分からないままでは、仕事や家事、ご家族の送迎なども調整しにくいと思います。

まずお伝えしたいのは、内視鏡を入れて大腸を観察する時間だけであれば、一般に15分~1時間程度が目安だということです。
ただし、大腸カメラでは腸の中をきれいにするための下剤、来院後の準備、検査後の休憩や結果説明も必要です。
そのため、検査当日は半日程度の予定を空けておくと安心です。

横濱おなか診療所での流れも含めて、順番にご説明します。

まず知っておきたい結論|検査当日は半日程度を見込んでください

大腸カメラにかかる時間は、「検査自体の時間」と「準備から帰宅までの時間」を分けて考えると分かりやすくなります。

おおよその内訳は、次のようになります。

  • 自宅で下剤を飲み、腸をきれいにする時間:およそ4~5時間
  • 来院、受付、着替え、点滴などの準備:30分前後
  • 大腸カメラの検査:一般に15分~1時間程度
  • 検査後の休憩、結果説明、会計:30分~1時間以上

横濱おなか診療所では、検査当日の朝から腸管洗浄液を1~2時間かけて飲んでいただき、飲み始めてから4~5時間ほどで腸の内容物が排泄される流れをご案内しています。検査予定時刻の30分前までに来院していただきます。

したがって、朝から下剤を飲み始め、昼近くから午後に検査を受けるイメージです。
検査当日は時間に余裕を持ち、仕事や外出の予定はなるべく入れない方がよいでしょう。

大腸カメラの検査自体はどのくらいかかる?

日本消化器内視鏡学会では、大腸内視鏡検査の時間を、およそ15分~1時間と案内しています。腸の形、過去の手術歴、便の残り方、詳しい観察や処置の有無などによって時間は変わります。

異常が見つからず、内視鏡がスムーズに進む場合は比較的短時間で終了します。

一方で、次のような場合は時間が長くなることがあります。

  • 腸が長い、曲がりが強い
  • おなかの手術歴があり、腸に癒着がある
  • 便や洗浄液が残っている
  • 病変を詳しく観察する必要がある
  • 組織を採取する
  • ポリープを切除する
  • 腹痛や体調を確認しながら慎重に進める

時間が長いからといって、必ず異常が見つかったという意味ではありません。
患者さんの負担を抑えながら、安全に観察するために時間をかけることもあります。

大腸カメラでは、なぜ下剤に時間がかかるの?

大腸カメラは、肛門から内視鏡を入れ、大腸の粘膜を直接観察する検査です。

腸の中に便が残っていると、粘膜が隠れてしまい、小さなポリープや平らな病変を十分に観察できません。
そのため、検査前に腸管洗浄液と呼ばれる下剤を飲み、便がほぼ透明な水のような状態になるまで腸内を洗浄します。

横濱おなか診療所では、検査当日の朝から、指定された腸管洗浄液2リットルを1~2時間かけて飲んでいただきます。
排便の始まる時間や腸がきれいになるまでの時間には個人差がありますが、飲み始めてから4~5時間程度が一つの目安です。

便秘が強い方、普段から下剤を使用している方、以前の検査で腸がきれいになりにくかった方は、さらに時間がかかることがあります。
事前診察の際に、普段の排便回数や便秘薬についてお知らせください。

前日から帰宅まで|大腸カメラ検査の流れ

1.検査前日

当院では、事前にお渡しした検査食を朝・昼・夕に食べていただきます。
夕食は午後9時までに終え、それ以降は食事を控えます。

水分は、指示された範囲で十分にとってください。
脱水を防ぐためにも、水分を極端に減らすことはおすすめできません。

服用中の薬がある方、とくに血液を固まりにくくする薬、糖尿病薬、インスリンなどを使用している方は、自己判断で中止せず、事前に医師へ確認してください。

2.検査当日の朝

朝食はとらず、指定された時刻から腸管洗浄液を飲み始めます。

一気に飲むのではなく、決められた量と速度を守って、1~2時間かけて飲みます。
下剤を飲み始めると排便回数が増えるため、すぐにトイレへ行ける環境で過ごしてください。

強い吐き気、激しい腹痛、おなかが張るのに便が全く出ないなどの症状がある場合は、無理に飲み続けず、検査を受ける医療機関へ連絡してください。

3.来院と検査準備

当院では、検査予定時刻の30分前までの来院をご案内しています。
来院後は受付を済ませ、検査着に着替えます。必要に応じて点滴を行い、体調や排便の状態を確認します。

腸の中に便が残っている場合は、検査開始を少し遅らせたり、追加の下剤や処置を検討したりすることがあります。

4.大腸カメラ検査

検査台に横になり、肛門から内視鏡を挿入します。途中で身体の向きを変えたり、スタッフがおなかを軽く圧迫したりすることがあります。
これは内視鏡を安全に進めるためのものです。

当院では、腸を膨らませる気体として、体内に吸収されやすい炭酸ガスを使用しています。
検査後のおなかの張りをできるだけ軽減するための工夫です。

痛みへの不安が強い方や、過去の検査がつらかった方は、鎮静剤を使用して眠ったような状態で検査を受ける方法も相談できます。

5.ポリープが見つかった場合

検査中にポリープが見つかった場合、大きさや形、場所などを確認します。
ある程度小さなポリープであれば、その場で切除できる場合があります。

ただし、すべてのポリープをその場で切除できるわけではありません。
大きい病変や、より詳しい診断・治療が必要な病変については、連携する医療機関へご紹介する場合があります。

ポリープを切除すると検査時間が延びるほか、検査後の食事、飲酒、運動、入浴などに制限が必要になります。

6.検査後の休憩と結果説明

検査後は、体調が落ち着くまで休んでいただきます。
鎮静剤や鎮痛薬を使用した場合は、眠気やふらつきが残ることがあるため、しっかり目が覚めるまで休む必要があります。

当院では、完全に目が覚めたことを確認した後に結果をご説明します。
鎮静剤の使用状況によっては、詳しい説明を後日に行うこともあります。

組織を採取した場合やポリープを切除した場合は、顕微鏡で調べる病理検査を行うため、最終結果は後日のご説明となります。

検査時間が予定より延びるのはどのような場合?

大腸カメラの所要時間は、予約時刻だけでは正確に決められません。主に次の要因によって前後します。

腸が十分にきれいになっていない

便が残っていると、洗浄しながら観察する必要があり、時間がかかります。
残便が多い場合は、安全で正確な検査が難しく、検査を延期することもあります。

腸の形や手術歴による影響

大腸はまっすぐな管ではなく、おなかの中で曲がりながら続いています。
腸が長い方や、腹部手術後の癒着がある方では、内視鏡を慎重に進めるため時間がかかる場合があります。

詳しい観察や処置を行う

気になる部分を特殊な光で観察したり、組織を採取したり、ポリープを切除したりすると、その分だけ時間が延びます。
内視鏡では病変を直接観察し、必要に応じて組織採取や治療を行えることが大きな特徴です。

鎮静剤から覚めるまで時間がかかる

鎮静剤の効き方には個人差があります。検査が短時間で終了しても、眠気やふらつきが残っていれば、すぐに帰宅することはできません。

予定を立てる際は、「検査が何分か」だけでなく、下剤、準備、休憩、説明を含めて考えることが大切です。

検査当日に自宅で気をつけたいこと

まずは、検査日はほかの予定を詰め込まないようにしましょう。
特に初めて検査を受ける方は、下剤にどのくらい時間がかかるか予測しにくいため、時間に余裕を持つことをおすすめします。

また、次の準備をしておくと安心です。

  • トイレにすぐ行ける環境で下剤を飲む
  • 水分をとれるように準備する
  • 脱ぎ着しやすく、締めつけの少ない服装にする
  • 帰宅後の食事をあらかじめ用意しておく
  • 鎮静剤を使用する場合は、運転以外の帰宅方法を決めておく
  • 小さなお子さんや介護が必要なご家族の対応を調整しておく

すべてを完璧に準備する必要はありません。
まず一つだけ確認するなら、検査当日の移動方法と、帰宅後に休める時間を確保できているかを確認してください。

検査後はすぐに仕事や運転をしてもよい?

鎮静剤や鎮痛薬を使用した場合は、検査当日の車、バイク、自転車の運転は控えてください。

ご自身では目が覚めたつもりでも、判断力や反応速度が十分に戻っていないことがあります。
当院でも、車、バイク、自転車での来院や、転倒しやすいハイヒールでの来院は避けるようご案内しています。

デスクワークであっても、検査当日は無理に予定を入れず、帰宅後は休めるようにしておくと安心です。

ポリープを切除した場合は、出血を予防するために、飲酒、激しい運動、長時間の入浴、遠方への移動などを一定期間控えることがあります。
期間は処置内容によって異なるため、医師の説明に従ってください。

検査後に連絡や受診を検討した方がよい症状

検査後には、腸に入れた空気や炭酸ガスの影響で、おなかが張ることがあります。
ガスが出るにつれて軽くなる場合は、一般的な経過です。

一方で、次のような症状がある場合は、検査を受けた医療機関へ連絡してください。

  • 強い腹痛が続く
  • おなかの張りが時間とともに悪化する
  • 大量の血便が出る
  • 何度も血便が続く
  • 発熱、冷や汗、ふらつきがある
  • 繰り返し吐いてしまう
  • 水分がとれない

組織採取やポリープ切除後に、少量の血が便に混じることはあります。
ただし、出血量が多い場合や痛みが続く場合は、早めの確認が必要です。

症状が強い場合や、検査を受けた医療機関へ連絡できない場合は、地域の救急相談や救急医療機関への相談も検討してください。

横濱おなか診療所で大切にしていること

横濱おなか診療所では、大腸カメラを単に「受けるべき検査」として説明するのではなく、患者さんが何を不安に感じているのかを確認することを大切にしています。

「以前の検査が痛かった」
「下剤を飲み切れるか心配」
「仕事を何日休めばよいか分からない」
「ポリープが見つかったらどうなるのか不安」

このようなことも、そのままお話しいただいて構いません。

当院では、昼近くから午後に大腸カメラの時間を設け、痛み止めや鎮静剤の使用についても、患者さんの希望や体調に合わせて相談しています。
また、吸収されやすい炭酸ガスを使用し、検査後のおなかの張りを抑えるよう努めています。

横浜市緑区・中山駅周辺で、便潜血陽性、血便、便秘、下痢、腹痛などについてお困りの方は、まず診察で状況を整理しましょう。
検査を受けるか迷っている段階でも、ご相談いただいて構いません。

まとめ

大腸カメラについて、覚えておきたい点をまとめます。

  • 内視鏡を入れて観察する時間は、一般に15分~1時間程度です
  • 下剤による準備を含めると、検査当日は半日程度を見込むと安心です
  • ポリープ切除や詳しい観察、鎮静剤からの回復によって時間は延びます
  • 鎮静剤を使用した当日は、車、バイク、自転車を運転できません
  • 検査後の強い腹痛や大量の出血は、早めの連絡が必要です

検査時間だけを気にすると、「思ったより長かった」と感じることがあります。
下剤を飲む時間から帰宅後の休憩までを含め、検査日は余裕を持って予定を組んでください。

大腸カメラの時間に関するQ&A

Q1.大腸カメラを受ける日は、仕事を休んだ方がよいですか?

基本的には、検査当日はお休みを確保することをおすすめします。

朝から下剤を飲み、昼近くから午後に検査を受け、終了後にも休憩や説明が必要です。
予定より排便に時間がかかったり、ポリープ切除を行ったりする可能性もあります。

鎮静剤を使用した場合は眠気や判断力の低下が残ることもあるため、検査後の仕事は避け、帰宅後に休める予定を立ててください。

Q2.下剤を飲み始めてから何時間で検査できますか?

一つの目安は、飲み始めてから4~5時間程度です。

当院では、腸管洗浄液を1~2時間かけて飲み、飲み始めてから4~5時間で腸内容が排泄される流れをご案内しています。
ただし、便秘の程度や腸の動きによって個人差があります。

便が十分にきれいにならない場合は、追加の下剤や検査時刻の調整が必要になることがあります。

Q3.ポリープを切除すると、どのくらい時間が延びますか?

ポリープの数、大きさ、形、場所によって異なります。

小さなポリープが少数であれば、追加時間が比較的短いこともあります。
一方、複数のポリープを観察・切除する場合や、出血がないことを慎重に確認する場合は、時間が長くなります。

大きな病変や専門的な治療が必要な病変は、その場で無理に切除せず、専門医療機関での治療をご案内することがあります。

Q4.鎮静剤を使わなければ、すぐ帰れますか?

鎮静剤を使わない場合でも、体調確認と結果説明の時間は必要です。

検査後に腹痛、気分不良、出血などがないことを確認してから帰宅します。
鎮静剤を使用しなければ休憩時間が短くなることはありますが、検査内容や処置によって異なります。

ポリープ切除を行った場合は、鎮静剤の有無にかかわらず、生活上の注意事項を確認してから帰宅していただきます。

Q5.大腸カメラを受けるべきか迷っています。先に診察だけ受けられますか?

はい、まず診察で相談してから決めて構いません。

便潜血陽性、血便、繰り返す腹痛、長引く下痢や便秘、過去のポリープ歴などがある場合は、大腸カメラを検討することがあります。
便潜血検査が1日でも陽性の場合は、一般に大腸内視鏡による精密検査が行われます。

ただし、症状や年齢、持病、過去の検査結果によって判断は異なります。
健診結果やお薬手帳をお持ちいただければ、必要性と受ける時期を一緒に整理します。

受診相談のご案内

大腸カメラを受けるか迷っている方や、下剤・痛み・検査時間について不安がある方は、無理に一人で判断せず、事前診察でご相談ください。

横濱おなか診療所では、横浜市緑区・中山駅周辺の皆さまが、便潜血陽性、血便、腹痛、下痢、便秘などについて安心して相談できるよう、検査の必要性や当日の流れをできるだけ分かりやすくご説明しています。

「症状をうまく説明できない」「以前の検査がつらかった」という場合も、そのままお話しいただいて構いません。

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https://yokohama-onaka.com

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