健康診断や横浜市の大腸がん検診…
公開日:2026年04月26日
更新日:2026年04月26日

目次
「胃カメラを受けた方がよいとは分かっているけれど、怖くてなかなか予約できない」
「以前の胃カメラがつらくて、もう二度と受けたくないと思ってしまった」
「オエッとなるのが不安で、検査を先延ばしにしている」
診察室では、このようなお声をよく伺います。
胃カメラ、正式には上部消化管内視鏡検査は、
食道・胃・十二指腸を直接観察できる大切な検査です。
逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
ピロリ菌感染に伴う胃粘膜の変化、
胃がんや食道がんの早期発見などに役立ちます。
一方で、「苦しい検査」という印象が先に立ってしまい、
必要なタイミングで検査を受けられない方も少なくありません。
横濱おなか診療所では、消化器内科・肛門外科・内視鏡検査を中心に診療を行うなかで、
胃カメラへの不安をできるだけ和らげることを大切にしています。
今回は、胃カメラが怖い方に向けて、苦痛を少なく受けるためのポイントを院長ブログとしてお伝えします。
胃カメラが「怖い」と感じる理由
胃カメラに不安を感じる理由は、人によって少しずつ異なります。
多いのは、以下のようなお悩みです。
「のどを通る時に苦しそう」
「吐き気が出そう」
「検査中に息ができなくなりそう」
「痛みがありそう」
「以前の検査でつらかった記憶がある」
「鎮静剤を使うのも少し不安」
実際には、胃カメラの苦痛は、
内視鏡の太さ、
挿入方法、
のどの反射の強さ、
緊張の程度、
検査医との相性、
鎮静剤の有無など、いくつもの要素で変わります。
つまり、「胃カメラは必ず苦しい検査」というわけではありません。
事前に不安な点を整理し、体質や希望に合わせて方法を選ぶことで、負担を減らせる場合があります。
苦痛を少なくするポイント1:事前に不安を伝える
胃カメラを楽に受けるために、まず大切なのは「不安を我慢せずに伝えること」です。
以前の検査でつらかった経験がある方は、どの場面が苦しかったのかを教えてください。
たとえば、
「のどを通る時がつらかった」
「検査中ずっと吐き気があった」
「鼻からの検査で痛みがあった」
「鎮静剤が効きにくかった」
「検査後にふらつきが強かった」
など、具体的に分かるほど、次回の検査方法を考えやすくなります。
当院では、問診と丁寧な診察を行います。
胃の症状だけでなく、
これまでの内視鏡検査の経験、持病、内服薬、鎮静剤への不安、検査後の予定などを確認しながら、
その方にとって無理の少ない検査方法を一緒に考えていきます。
胃カメラは、検査そのものだけでなく、検査前の説明や安心感もとても大切だと私は考えています。
苦痛を少なくするポイント2:細い胃カメラを選択肢にする
近年の胃カメラは、以前に比べて細く、性能も向上しています。
横濱おなか診療所では、細い胃カメラを用いて、
できるだけ苦痛を少なく検査を受けていただけるようにしています。
スコープが細いことで、のどを通る時の圧迫感や違和感が軽減されやすくなります。
もちろん、感じ方には個人差がありますが、
以前の太い内視鏡でつらい経験をされた方でも、
「思っていたより大丈夫だった」と感じられることがあります。
胃カメラが怖い方ほど、
「どのような機器で検査を受けるのか」を事前に知っておくことが、安心につながります。
苦痛を少なくするポイント3:鎮静剤の使用を相談する
胃カメラの不安が強い方、嘔吐反射が強い方、過去に検査がつらかった方では、
鎮静剤の使用を検討することがあります。
鎮静剤を使用すると、うとうとした状態で検査を受けられるため、
検査中の苦痛や不安を感じにくくなる場合があります。
日本消化器内視鏡学会の一般向け情報でも、
鎮静薬を使用することで検査に伴う苦痛が軽減される一方、
血圧低下や呼吸が弱くなる可能性があるため、
担当医とよく相談することが大切とされています。
大切なのは、
「鎮静剤を使えば絶対に安心」「鎮静剤を使わないと検査できない」と
決めつけないことです。
鎮静剤にはメリットもありますが、
検査後にしばらく休む必要があること、
当日は車・バイク・自転車の運転ができないことなどの注意点があります。
そのため、年齢、持病、内服薬、検査後の移動手段、ご本人の希望をふまえて判断します。
当院でも、基本的には眠ることなく所見を説明しながら検査を進めることが可能ですが、
鎮静剤を希望される場合には、眠ったまま検査を行い、
説明を後日受けていただくこともできます。
苦痛を少なくするポイント4:力を抜いて、呼吸を意識する
胃カメラの苦しさは、緊張によって強く感じることがあります。
「苦しくなったらどうしよう」と思うほど、
肩や首に力が入り、のどの反射も出やすくなります。
検査中は、できるだけ肩の力を抜き、ゆっくり呼吸することが大切です。
特に、鼻や口から空気を吸おうと頑張りすぎるよりも、
スタッフの声かけに合わせて落ち着いて呼吸することが役立ちます。
検査中に不安が強くなった場合も、遠慮せずに合図をしてください。
医師や看護師がそばで状態を確認しながら進めます。
胃カメラは、患者さんが一人で頑張る検査ではありません。
医師、看護師、スタッフが一緒に進めていく検査です。
どのような症状がある時に胃カメラを考えるべきか
胃カメラは、「胃がんが心配な時だけ」の検査ではありません。
次のような症状がある場合には、消化器内科で相談することをおすすめします。
・みぞおちの痛み
・胃もたれ
・胸やけ
・酸っぱいものが上がってくる感じ
・吐き気
・食欲低下
・体重減少
・黒い便
・貧血を指摘された
・ピロリ菌感染を指摘された
・バリウム検査や健診で異常を指摘された
・胃薬を飲んでも症状が長引く
もちろん、これらの症状があるからといって、必ず重大な病気があるわけではありません。
しかし、症状だけで「胃炎だろう」「ストレスだろう」と判断するのは難しいことがあります。
胃カメラで直接観察することで、炎症、潰瘍、ポリープ、腫瘍性病変などを確認でき、
必要に応じて組織検査を行うこともできます。
横浜・中山駅周辺で胃の不調が続いている方は、
症状の程度にかかわらず、一度ご相談いただければと思います。
横濱おなか診療所で大切にしていること
横濱おなか診療所は、横浜市緑区中山にある、胃腸内科・肛門外科・内科・外科を中心とした診療所です。J
R横浜線・市営地下鉄グリーンラインの中山駅から徒歩圏内にあります。
当院では、消化器内科の診療として、胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査を行っています。
腹痛、下痢、便秘、血便、胸やけ、胃もたれ、肛門の痛みや出血など、おなかとおしりの症状を幅広く診療しています。
胃カメラに関しては、ただ検査を行うだけでなく、
不安を丁寧に伺うこと
検査の必要性を分かりやすく説明すること
できるだけ苦痛の少ない方法を一緒に考えること
検査後の結果説明まで丁寧に行うこと
を大切にしています。
「怖いから受けたくない」と感じるお気持ちは、とても自然なものです。私自身も、患者さんに無理に検査をすすめるのではなく、なぜ必要なのか、どのような方法があるのかを一緒に整理することを意識しています。
まとめ:胃カメラは「怖い検査」から「相談して受ける検査」へ
胃カメラに対して怖さを感じる方は少なくありません。
しかし、現在は細い内視鏡、鎮静剤の選択、丁寧な声かけ、検査前の問診などにより、
以前よりも苦痛を少なく受けやすくなっています。
大切なのは、不安を抱えたまま検査を我慢するのではなく、
「何が怖いのか」「どのような方法なら受けられそうか」を医師に相談することです。
横濱おなか診療所では、問診と丁寧な診察を行います。
横浜・中山駅周辺で、胃カメラや内視鏡検査に不安がある方、消化器内科で相談したい症状がある方は、お気軽にご相談ください。
Q&A:胃カメラが怖い方からよくある質問
Q1. 胃カメラは本当に苦しい検査ですか?
感じ方には個人差があります。のどの反射が強い方、緊張が強い方、過去に苦しい経験がある方ではつらく感じやすいことがあります。
一方で、細い内視鏡の使用や鎮静剤の相談により、苦痛を少なく受けられる場合もあります。
Q2. 鎮静剤を使えば眠っている間に終わりますか?
鎮静剤を使用すると、うとうとした状態で検査を受けられることがあります。
ただし、全身麻酔とは異なり、効き方には個人差があります。
また、検査後は休憩が必要で、当日の車・バイク・自転車の運転はできません。
使用を希望される場合は、事前にご相談ください。
Q3. 以前の胃カメラがつらかったのですが、また受けられますか?
過去につらい経験がある方こそ、事前の相談が大切です。
どの場面が苦しかったのか、鎮静剤を使ったかどうか、鼻からだったか口からだったかなどを確認し、できるだけ負担の少ない方法を検討します。
Q4. 胃カメラを受けた方がよい症状はありますか?
胸やけ、胃もたれ、みぞおちの痛み、吐き気、食欲低下、黒い便、貧血、体重減少、ピロリ菌感染、健診異常などがある場合は、
消化器内科での相談をおすすめします。
症状が軽くても、長引く場合は一度確認しておくと安心です。
Q5. 横濱おなか診療所では、検査前に相談できますか?
はい。検査前に問診と丁寧な診察を行います。
胃カメラが怖い方、鎮静剤を使うか迷っている方、過去に検査がつらかった方も、お気軽にご相談ください。









