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過敏性腸症候群(IBS)という病気、知っていますか?

公開日:2026年04月12日
更新日:2026年04月12日

「お腹が痛くなりやすい」
「緊張すると急に便意が強くなる」
「下痢と便秘をくり返していて、
なんとなくいつもお腹の調子が安定しない」

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
その背景に、
過敏性腸症候群という病気が関わっていることがあります。

過敏性腸症候群は、
腸に大きな炎症や潰瘍、がんなどのはっきりした異常がないにもかかわらず、
腹痛や便通異常が続く病気です。
比較的よくみられる病気として紹介されており、
症状によって日常生活に大きな影響が出ることがあるとされています。

一方で、腹痛や下痢、便秘といった症状は、
過敏性腸症候群だけで起こるものではありません。

腸の炎症、感染症、大腸ポリープ、大腸がんなど、
ほかの病気が隠れている場合もあります。

そのため、「体質だから」と決めつけず、
一度きちんと整理して考えていくことが大切です。

今回は、過敏性腸症候群という病気について、
わかりやすく
お話ししたいと思います。

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群は、
英語で Irritable Bowel Syndrome
略して IBS と呼ばれます。

特徴は、
腹痛と便通異常が続くことです。

便通異常といっても、
症状の出方は人によってさまざまです。

  • 下痢が続きやすい方
  • 便秘が中心の方
  • 下痢と便秘をくり返す方
  • お腹の張りやガスが気になる方

この病気では、
検査をしても大きな異常が見つからないことがあります。

しかし、
症状そのものは決して軽いものではなく、
通勤や通学外出人と会う予定などに影響してしまう
ことも少なくありません。

こんな症状はありませんか?

過敏性腸症候群では、次のような症状がみられます。

腹痛やお腹の不快感

お腹が差し込むように痛む、
重たい感じがする、張って苦しいなど、
感じ方はさまざまです。

「便意と一緒に痛くなる」「排便すると少し楽になる」と
いった形で出ることもあります。

下痢

朝の通勤前や、会議の前、外出前など、
緊張する場面で急に便意が強くなる方がいらっしゃいます。
何度もトイレに行きたくなり、
予定を立てること自体が不安になってしまうこともあります。

便秘

便が何日も出ない、出ても少量で硬い、残っている感じがある。
このような便秘の症状が続く方もいます。
便秘型では、
お腹の張りや食欲の低下を伴うこともあります。

下痢と便秘をくり返す

「数日は便秘だったのに、そのあと急に下痢になる」
「便の状態が安定しない」
そのように、症状が一定しないタイプもあります。
ご本人にとってはつらいのに、
周囲にはわかりにくいことも多い症状です。

お腹の張り、ガス、残便感

痛みだけでなく、お腹が張る、ガスが増える、
便が残っている感じがするといった症状もみられます。

こうした症状が続くと、
食事や外出が負担に感じられることがあります。

なぜ起こるのでしょうか?

過敏性腸症候群は、
ひとつの原因だけで起こる病気ではありません。

現在は、
腸の動きの乱れ、痛みを感じやすい状態、
ストレス、自律神経の影響、腸内細菌のバランスの変化
などが
重なって起こると考えられています。

とくに、腸は気持ちの影響を受けやすい臓器です。
緊張するとお腹が痛くなる、
ストレスがたまると便通が乱れる、
という経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。

これは決して珍しいことではありません。

ただし、ここで大切なのは、
「気のせい」ではないということです。

検査で大きな異常がないからといって、
つらさが軽いわけではありません。

症状が日々の生活に影響しているのであれば、
きちんと向き合う意味のある病気です。

過敏性腸症候群はどのように診断するのですか?

診断では、まず症状の経過を丁寧にうかがいます。
腹痛がいつからあるのか
便通生活行動
と関係しているのか、
便通は下痢なのか便秘なのか、
生活への影響はどのくらいか。

こうした点を整理することが大切です。

そのうえで、
必要に応じて血液検査や便検査、
腹部超音波検査、内視鏡検査などを検討します。

特に、
血便、発熱、体重減少、貧血、夜間の症状、
比較的高い年齢での新たな発症などがある場合には、
過敏性腸症候群以外の病気が隠れていないかを確認することが重要です。

つまり、過敏性腸症候群の診療では、
症状をしっかり見極めることと、
必要な検査を過不足なく行うことの両方が大切になります。

受診の目安について

お腹の不調は、つい我慢してしまう方が多い症状です。
ですが、次のような場合には、消化器内科で一度ご相談いただくのがよいと思います。

  • 症状が長く続いているとき
  • 生活に支障が出ているとき
  • 血便や体重減少があるとき
  • 夜中に目が覚めるほど症状があるとき
  • これまでなかった便通異常が新たに出てきたとき

年齢や背景によっては、大腸カメラなどの検査を含めて確認したほうがよい場合があります。

治療はどのように行いますか?

過敏性腸症候群の治療は、
症状のタイプに合わせて進めていきます。

生活リズムや食事内容の見直し、
整腸薬、便通を整えるお薬、
下痢や便秘に対する治療などを、
必要に応じて組み合わせていきます。

大切なのは、同じ過敏性腸症候群でも、
困っていることが人によって違うという点です。

  • 外出前の下痢がつらい方
  • 便秘と張り感が強い方
  • ストレスがかかると悪化しやすい方
  • 便通よりも痛みがつらい方

それぞれで、治療の組み立て方は少しずつ変わります。
そのため、症状を我慢し続けるよりも、
経過を見ながら一緒に調整していくことが大切です。

横濱おなか診療所として大切にしていること

横濱おなか診療所は、
地域の皆さまのおなかの不調を幅広く診療しています。

過敏性腸症候群のように、
検査だけでは見えにくい症状では、まず安心して話せることが大切です。

そして必要なときには、
専門医としての視点で検査や治療を考え、
ほかの病気が隠れていないかも含めて
丁寧に確認していくことが大事だと考えています。

まとめ

過敏性腸症候群は、
腹痛や下痢、便秘、お腹の張りなどが続く、身近な病気のひとつです。

珍しい病気ではありませんが、
日常生活への影響は決して小さくありません。

一方で、同じような症状の中に、
別の病気が隠れていることもあります。

そのため、繰り返す腹痛や便通異常があるときには、
自己判断だけで済ませず、消化器内科で一度相談してみることが大切です。

お腹の症状は、人に話しにくく、つい後回しになりがちです。
ですが、毎日の生活に影響しているのであれば、十分に相談する理由があります。
「これくらいで受診してよいのかな」と
迷うような症状でも、どうぞご無理なさらず、ご相談ください。

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