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マンジャロとは?肥満・抗加齢に関心がある方へ|横濱おなか診療所で行う体重管理

公開日:2026年05月04日
更新日:2026年05月04日

「年齢とともに体重が落ちにくくなった」
「健康診断で脂肪肝や血糖値を指摘された」
「お腹まわりが気になり、将来の健康も心配になってきた」

横浜市緑区・中山駅近くの横濱おなか診療所では、このようなご相談を受けることがあります。
肥満は、単に体重が増えるだけの問題ではありません。
糖代謝、脂質異常症、高血圧、脂肪肝、動脈硬化などと関係し、将来の健康寿命にも影響することがあります。

一方で、年齢を重ねた方にとって大切なのは、ただ体重を減らすことではありません。
筋肉量や栄養状態を保ちながら、内臓脂肪を減らし、血糖や脂質、肝機能などを整えていくことが重要です。

今回は、当院でも自由診療としてご相談を受けているマンジャロ®について、肥満治療だけでなく、抗加齢・健康寿命という視点も交えながら、院長ブログとしてわかりやすくお伝えします。

マンジャロ®とはどのような薬ですか?

マンジャロ®は、一般名をチルゼパチドといいます。
日本では、2型糖尿病の治療薬として承認されている注射薬です。GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用し、血糖値に応じたインスリン分泌を促す薬として位置づけられています。

GLP-1やGIPは、食後の血糖調整や満腹感、食欲のコントロールに関わるホルモンです。
マンジャロ®を使用すると、食欲が落ち着いたり、少量の食事でも満腹感を得やすくなったりすることがあります。
その結果として、体重減少につながる方もいます。

ただし、マンジャロ®は「誰でも簡単にやせる薬」ではありません。
薬の力だけに頼るのではなく、食事、運動、睡眠、飲酒習慣、筋肉量などを含めて、体全体の状態を見ながら慎重に使う薬です。

肥満と加齢の関係

年齢を重ねると、若い頃と同じ生活をしていても体重が増えやすくなります。
背景には、筋肉量の低下、基礎代謝の変化、活動量の減少、ホルモン環境の変化、睡眠の質の低下などがあります。

特に問題となりやすいのが、内臓脂肪の増加です。
内臓脂肪が増えると、血糖値、中性脂肪、血圧、脂肪肝などに影響しやすくなります。
厚生労働省の情報でも、肥満は糖尿病、脂質異常症、高血圧、心血管疾患など多くの生活習慣病と関係することが示されています。

一方で、加齢に伴う体重管理では「やせればよい」という考え方は危険です。
特に中高年以降では、過度な食事制限により筋肉量が低下すると、サルコペニアやフレイルにつながる可能性があります。
低栄養の評価では、体重減少、低BMI、筋肉量減少が重要な項目とされています。

そのため、抗加齢を意識した体重管理では、脂肪を減らしながら筋肉を守ることが大切です。

体重管理とカロリーコントロールは抗加齢にどう関わるのか

抗加齢医学の分野では、カロリーコントロールと健康寿命の関係が以前から注目されています。
ヒトを対象としたCALERIE試験では、適切な栄養を保ちながらカロリー摂取を減らすことで、健康寿命や老化関連指標に関わる代謝面の変化が検討されています。

ここで大切なのは、「極端な食事制限」ではなく、「必要な栄養を確保したうえで、過剰なカロリーを整える」という考え方です。

体重が増える背景には、食事量だけでなく、夜遅い食事、間食、アルコール、運動不足、睡眠不足、ストレスなどが複雑に関わります。
これらが重なると、内臓脂肪が増え、血糖値や中性脂肪、肝機能に影響しやすくなります。

一方で、適切なカロリーコントロールにより、内臓脂肪が減り、血糖や脂質、血圧、脂肪肝の改善につながることがあります。
これは単なる美容目的の減量ではなく、将来の糖尿病、動脈硬化、心血管疾患、脂肪肝の進行を防ぐための「健康寿命を延ばす体重管理」と考えることができます。

肥満と肥満症は同じではありません

日本では、BMI 25以上が肥満と定義されます。
ただし、肥満そのものがすぐに治療対象になるわけではありません。
肥満に関連する健康障害がある、または将来的に健康障害が予測され、医学的に減量が必要な状態を「肥満症」といいます。

たとえば、血糖値が高い、HbA1cが上がってきた、中性脂肪が高い、肝機能異常や脂肪肝を指摘された、血圧が高い、睡眠時無呼吸症候群が疑われる、といった場合には、体重管理が健康上の大切な課題になります。

当院では、体重の数字だけで判断するのではなく、血液検査、腹部エコー、健康診断結果、生活習慣、内服薬、既往歴などを確認しながら、治療の必要性を一緒に考えています。

横濱おなか診療所で行うマンジャロ®による体重管理

横濱おなか診療所では、自由診療としてマンジャロ®を用いた体重管理のご相談を行っています。
当院では、
健康診断で肥満や脂肪肝を指摘された方
BMI 27以上で脂質異常症・高血圧・睡眠時無呼吸症候群などを伴う方
BMI 30以上の方
年齢とともに痩せにくくなった方などを対象としてご案内しています。

ただし、マンジャロ®はすべての方に適しているわけではありません。
妊娠中・授乳中の方
未成年の方
栄養不良や摂食障害が疑われる方
膵炎の既往がある方
重い肝臓・腎臓の病気がある方などでは、慎重な判断が必要です。

また、糖尿病で治療中の方は、現在の治療薬との兼ね合いがあります。
特にインスリン製剤や一部の糖尿病薬を使用している場合は、低血糖に注意が必要です。
マンジャロ®の添付文書でも、他の糖尿病薬との併用時には低血糖リスクへの注意が示されています。

副作用について

マンジャロ®で比較的みられやすい副作用には、吐き気下痢便秘お腹の張り食欲低下などの消化器症状があります。
消化器内科として診療している立場からも、こうした症状がある場合には、薬の影響なのか、別の胃腸疾患が隠れていないかを丁寧に確認することが大切だと考えています。

まれではありますが、強い腹痛、繰り返す嘔吐、脱水、発熱、黄疸などがある場合には、早めの受診が必要です。
安全に治療を行うためには、定期的な体調確認と血液検査が欠かせません。

マンジャロ®だけに頼らない抗加齢の体重管理

マンジャロ®は、食欲や体重管理の助けになる可能性があります。
しかし、抗加齢という視点で考えると、薬だけで健康寿命を延ばせるわけではありません。

私は、体重管理で大切なのは「何kg減ったか」だけではなく、「筋肉を落とさずに内臓脂肪を減らせているか」「血糖や脂質、肝機能が改善しているか」「日常生活を無理なく続けられているか」だと考えています。

極端な糖質制限やカロリー制限は、短期間で体重が減ることがあります。
しかし、筋肉量が落ち、疲れやすくなったり、リバウンドしやすくなったりすることもあります。
特に40代以降では、筋肉を守るために、たんぱく質の摂取、適度な運動、睡眠、腸内環境を整えることが重要です。

横濱おなか診療所では、消化器内科、肛門外科、内科、内視鏡検査を行う診療所として、脂肪肝、便秘、胃腸症状、生活習慣病なども含めて、患者さんの体を総合的に診ることを大切にしています。

まとめ|体重管理は、未来の健康を守る抗加齢対策のひとつです

マンジャロ®は、GIPとGLP-1に作用する週1回の注射薬で、糖代謝や体重管理に関わる薬です。
肥満、脂肪肝、血糖値、内臓脂肪が気になる方にとって、医学的に適切な条件を満たせば、体重管理の助けになる可能性があります。

一方で、マンジャロ®は「楽にやせるための薬」ではなく、副作用や自由診療としての注意点を理解したうえで、医師の管理下で慎重に使用する薬です。

抗加齢の視点から見ると、体重管理で大切なのは、ただ体重を減らすことではありません。
過剰なカロリーを整え、内臓脂肪を減らし、筋肉量と栄養状態を守りながら、血糖・脂質・肝機能を改善していくことが重要です。

横浜・中山駅周辺で、肥満、脂肪肝、糖代謝、生活習慣病、抗加齢に関心がある方は、まずは健康診断の結果や現在のお悩みをもとに、医療機関で相談してみてください。


Q&A|マンジャロ®と抗加齢・体重管理について

Q1. マンジャロ®は抗加齢の薬ですか?

マンジャロ®そのものは抗加齢薬ではありません。
日本では2型糖尿病治療薬として承認されている薬です。
ただし、肥満、内臓脂肪、糖代謝異常、脂肪肝などを改善することは、将来の生活習慣病予防や健康寿命を考えるうえで大切な要素になります。

Q2. カロリー制限をすれば老化を防げますか?

過剰なカロリー摂取を整えることは、血糖、脂質、血圧、脂肪肝の改善につながる可能性があります。一方で、極端な食事制限は筋肉量低下や低栄養につながることがあります。抗加齢を意識する場合は、必要な栄養を保ちながら、無理のないカロリーコントロールを行うことが大切です。

Q3. 年齢が高くてもマンジャロ®は使えますか?

年齢だけで一律に判断するものではありませんが、中高年以降では、筋肉量、栄養状態、腎機能、肝機能、内服薬、既往歴をより慎重に確認する必要があります。
当院では、安全性を重視し、適応を慎重に判断しています。

Q4. マンジャロ®を使えば運動しなくてもよいですか?

運動は必要です。特に抗加齢の観点では、筋肉量を保つことが重要です。
マンジャロ®で食事量が減ると、体重と一緒に筋肉量も落ちる可能性があります。
無理のない範囲で、ウォーキングや筋力トレーニングを組み合わせることが大切です。

Q5. どのような人が相談の対象になりますか?

健康診断で肥満、脂肪肝、血糖高値、中性脂肪高値、血圧高値を指摘された方、年齢とともに体重が落ちにくくなった方、内臓脂肪や将来の生活習慣病が気になる方が相談対象になります。
ただし、薬が適しているかどうかは、診察や検査結果をもとに判断します。

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