「緊張するとお腹がゆるくなる」…
公開日:2026年07月05日
更新日:2026年07月05日

目次

「便秘と下痢をくり返す」
「お腹が張りやすい」
「食事に気をつけているのに、腸の調子が安定しない」
このようなお悩みで、腸内フローラ検査に関心を持たれる方が増えています。
腸内フローラとは、腸の中にすんでいる多くの細菌の集まりのことです。
近年は、腸内細菌が便通だけでなく、免疫、代謝、炎症、体調管理などと関係する可能性が研究されています。
腸内細菌は食物繊維を分解して短鎖脂肪酸をつくり、腸管の働きや免疫にも関わるとされています。
ただし、腸内フローラ検査だけで病気を診断したり、将来の病気を断定したりするものではありません。
あくまで、ご自身の腸内環境を知り、食事や生活習慣を見直すための一つの手がかりとして考えることが大切です。

横濱おなか診療所では、腹痛、下痢、便秘、胃もたれ、血便、肛門症状などを相談しやすいよう、
横浜市緑区・中山駅周辺の皆さまに向けて、消化器内科・肛門外科の視点から丁寧に診療しています。
腸内環境の乱れはなぜ起こるのでしょうか
腸内フローラは、毎日の生活の影響を受けています。
主な要因としては、次のようなものがあります。
- 食物繊維の不足
- 野菜、豆類、海藻、発酵食品の摂取不足
- 脂質やたんぱく質に偏った食事
- 睡眠不足
- ストレス
- 運動不足
- 抗菌薬の使用
- 加齢
- 便秘や下痢をくり返す生活習慣
腸内フローラは、人種、食生活、生活環境、測定方法などによって結果の解釈が変わりやすいことが課題とされています。
そのため、検査結果を見て「良い菌が少ないから悪い」「このタイプだから病気になる」と単純に考えるのではなく、
症状、食事、生活習慣、既往歴と合わせて総合的に考えることが大切です。
腸内フローラ検査で何がわかるのでしょうか
腸内フローラ検査は、多くの場合、便を採取して、便の中に含まれる細菌の遺伝子情報などを解析する検査です。
代表的な方法の一つに、16S rRNA解析があります。
これは、便中の細菌の遺伝子配列を分析し、どのような菌がどのくらいの割合で存在するかを調べる方法です。
次世代シーケンサーを用いて、対象サンプル中の微生物の種類や割合を解析する方法として説明されています。
検査サービスによって内容は異なりますが、一般的には次のような項目が確認されます。
- 腸内細菌の多様性
- 善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランス
- ビフィズス菌など有用菌の割合
- 酪酸産生菌などの特徴
- 腸内フローラのタイプ分類
- 食事や生活習慣の見直しポイント

そしてこれらの結果をもとに腸内フローラに関して、
消化器症状だけでなく、全身状態との関連を指摘した研究が数多く紹介されるようになっております。
一方で、国際的な専門家の合意文書では、マイクロバイオーム検査を臨床で使う際には、
検査結果の適切な使い方が勧められており、偏った解釈を避けることが重要とされています。
腸内フローラと関係が考えられる病気や背景
腸内細菌の研究は、この数年で大きく進んでいます。
腸内細菌叢の乱れ、いわゆるdysbiosisは、炎症性腸疾患などの消化管疾患との関連が注目されています。
炎症性腸疾患では、腸内細菌の多様性低下や特定菌の変化などが報告されていますが、原因や治療への応用については現在も研究が続いています。
日常診療でよく相談される症状としては、次のようなものがあります。
- 腹痛、下痢、便秘
- お腹の張り、ガスが多い
- 便がすっきり出ない
- 過敏性腸症候群が心配
- 食後にお腹が痛くなる
- 胃もたれや消化不良感がある

特に過敏性腸症候群では、
検査で大きな異常が見つからないにもかかわらず、
腹痛、下痢、便秘、お腹の張りなどが続くことがあり、
思い当たる方も多いのではないかと思います。
このようなお悩み解決の一助に、当院では腸内フローラ検査からの生活習慣改善をお勧めしております。
自宅でできる対処法・生活上の注意点
腸内環境を整えるために、特別なことを急に始める必要はありません。
まずは、続けやすい生活習慣から見直していきましょう。
食事で意識したいこと
食物繊維を少しずつ増やすことは、腸内細菌のエサを増やすうえで大切です。
野菜、きのこ、海藻、豆類、果物、雑穀などを、無理のない範囲で取り入れてみてください。
ただし、過敏性腸症候群の方では、食物繊維や発酵食品がかえってお腹の張りを強めることもあります。
「体によいはず」と思って増やしすぎるのではなく、ご自身のお腹に合う量を探すことが大切です。
睡眠とストレス
腸は自律神経の影響を受けやすい臓器です。
寝不足や緊張が続くと、下痢や便秘、腹痛が出やすくなる方もいます。
毎日同じ時間に起きる、夜更かしを減らす、短時間でも体を動かすなど、生活リズムを整えることも腸のケアにつながります。
薬やサプリメントについて
整腸剤やサプリメントを使用する方もいますが、合う・合わないには個人差があります。
特に、持病がある方、薬を複数飲んでいる方、強い症状がある方は、自己判断で長期間続ける前に医師へ相談してください。
横濱おなか診療所でできる診察・検査・対応
横濱おなか診療所では、
腸内フローラ検査だけを単独で考えるのではなく、
まず患者さんの症状や生活背景を丁寧にうかがいます。
たとえば、次のような点を確認します。
- いつから症状があるか
- 便秘型か、下痢型か、交互に起こるか
- 腹痛と排便の関係
- 食事との関係
- ストレスや睡眠との関係
- 服用中の薬
- 血便や体重減少の有無
- 過去の胃カメラ・大腸カメラ歴
- 家族歴
そのうえで、必要に応じて血液検査、便検査、腹部エコー、胃カメラ、大腸カメラなどを検討後に
腸内フローラ検査のご相談をさせて頂きます。
腸内フローラ検査を希望される方には、すでにこれらの検査で”異常なし”と診断されている方も多いかもしれません。
その様な方には、余計な検査の重複を避け腸内フローラ検査をご提案させて頂きます。
横浜市緑区・中山駅周辺で、なかなか解決しないおなかの不調の解決に
腸内フローラ検査についてご提案させて頂いております。
当院の強み
横濱おなか診療所は、横浜市緑区・中山駅周辺から徒歩3分と通いやすい地域の消化器内科です。
胃腸症状だけでなく、肛門外科の視点も含めて、腹痛、下痢、便秘、胃もたれ、血便、肛門の痛みや出血などを総合的に診ています。
当院では、「検査をすすめること」だけが診療ではないと考えています。
患者さんがどのような不安を抱えているのか、生活の中で何に困っているのかを大切にしながら、
必要な検査と、今できる生活上の工夫を一緒に考えていきます。
腸内フローラ検査に関心がある方にも、検査でわかること、わからないことをできるだけわかりやすくお伝えし、過度に不安をあおらない説明を心がけています。

詳しくはこちら:横濱おなか診療所
https://yokohama-onaka.com
まとめ
腸内フローラ検査は、便を用いて腸内細菌のバランスや特徴を調べる検査です。
便秘、下痢、お腹の張り、過敏性腸症候群のような症状で悩む方にとって、食事や生活習慣を見直すきっかけになることがあります。
一方で、腸内フローラ検査は病気を確定診断する検査ではありません。
血便、体重減少、貧血、便潜血陽性、強い腹痛などがある場合には、まず消化器内科で必要な診察や内視鏡検査を検討することが大切です。
腸内環境を知ることは、健康づくりの第一歩になることがあります。
ただし、検査結果だけに振り回されず、症状、生活背景、医学的な評価を合わせて考えていきましょう。
Q&A
Q1. 腸内フローラ検査を受ければ、便秘や下痢の原因がわかりますか?
腸内フローラ検査で、腸内細菌のバランスや傾向を知ることはできます。
ただし、便秘や下痢の原因を必ず特定できるわけではありません。
症状が続く場合は、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、感染症、大腸ポリープ、薬の影響なども含めて確認する必要があります。
Q2. 腸内フローラ検査の前に大腸カメラは必要ですか?
すべての方に大腸カメラが必要というわけではありません。
ただし、血便、便潜血陽性、体重減少、貧血、便通異常の急な変化などがある場合は、腸内フローラ検査よりも先に大腸カメラを検討した方がよいことがあります。
Q3. 検査で「悪い結果」が出たら病気ということですか?
いいえ。
腸内フローラ検査の結果だけで病気と判断することはできません。
腸内フローラには個人差があり、食事、年齢、生活習慣、薬の影響も受けます。
結果は、今後の食事や生活習慣を考えるための参考情報として捉えることが大切です。
Q4. 腸活をすれば過敏性腸症候群は治りますか?
腸活が症状の改善に役立つ方もいますが、全員に同じ方法が合うわけではありません。
過敏性腸症候群では、食事、ストレス、睡眠、自律神経、腸の知覚過敏など、複数の要因が関係します。
症状がつらい場合は、自己流で我慢せず、医師に相談してください。
Q5. 日常生活では何から始めればよいですか?
まずは、食事内容を急に大きく変えるより、続けやすいことから始めるのがおすすめです。
野菜、海藻、豆類、きのこ類を少しずつ増やす、朝食を抜かない、睡眠時間を整える、軽い運動を取り入れるなどが現実的です。
お腹が張りやすい方は、食物繊維や発酵食品の増やしすぎに注意しましょう。
受診相談のご案内
症状が続くときや、受診した方がよいか迷うときは、無理に自己判断せず、一度ご相談ください。
横濱おなか診療所では、横浜市緑区・中山駅周辺の皆さまが、胃腸やおしりの症状を安心して相談できるよう、丁寧な診療を心がけています。
腸内フローラ検査に関心がある方も、まずは現在のお腹の症状や生活背景を含めてご相談ください。
ご予約はこちら、または詳しくはこちらからご確認いただけます。
横濱おなか診療所:https://yokohama-onaka.com









