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GLP-1/GIP関連薬(マンジャロ®)によるリバウンドとその対策|横濱おなか診療所の出口戦略

公開日:2026年05月04日
更新日:2026年05月04日

「マンジャロ®で体重は落ちたけれど、やめたら戻ってしまうのではないか」

横浜・中山駅周辺で肥満治療やメディカルダイエットについてご相談を受ける中で、このような不安をお聞きする機会が増えています。
実際、GLP-1/GIP関連薬(マンジャロ®)は体重管理において大きな助けになる一方で、中止後のリバウンドは決して珍しい問題ではありません

海外の臨床研究でも、この点は明確に示されています。
セマグルチド2.4mgを用いたSTEP 1試験の延長研究では、薬剤を中止してから1年後に、治療中に減少した体重の約3分の2が戻ったと報告されています。
つまり、薬で大きく体重が減っても、その後の支援がなければ、かなりの割合で体重が再増加する可能性があるということです

このデータからわかるのは、マンジャロ®などのGLP-1/GIP関連薬は「体重が減ったら終わり」の薬ではないということです。
むしろ、体重が減った後にどう維持するかが、治療全体の成否を左右します。
当院では、マンジャロ®治療を「減量の入口」としてだけでなく、やめた後まで見据えた体重管理として考えています。

なぜマンジャロ®中断後にリバウンドしやすいのか

GLP-1/GIP関連薬を中止した後に体重が戻りやすい理由は、単に「本人の努力不足」ではありません。
体には、体重が減ると元の状態に戻ろうとする仕組みがあります。

マンジャロ®は、GLP-1とGIPという消化管ホルモンに関わる薬剤です。
食欲を抑え、満腹感を保ちやすくし、胃から食べ物が出ていくスピードをゆるやかにすることで、食事量が自然に減りやすくなります。
薬を使用している間は、「以前ほど食べたいと思わない」「少量で満足できる」と感じる方も少なくありません。

しかし、薬を中止すると、抑えられていた食欲が自然に戻ってきます
以前よりも食事量が増えやすくなり、間食や夜食が再び増えることもあります。
さらに、減量中に体が省エネの方向へ傾き、同じ食事量でも体重が増えやすくなることがあります。

もう一つ大切なのが、筋肉量の低下です。
体重が減る時には、脂肪だけでなく筋肉も一緒に減ることがあります。
筋肉量が落ちると基礎代謝が下がり、同じ食事量でも太りやすくなります。
特に、薬で食欲が落ちている間にたんぱく質摂取が不足したり、運動量が少ないままだったりすると、筋肉量の低下が起こりやすくなります。

つまり、薬を使って体重が減ったとしても、食事・運動・睡眠・筋肉量といった土台が整っていなければ、薬を中止した後に体重が戻りやすくなるのです。

当院が考える「出口戦略」

横濱おなか診療所では、マンジャロ®を「始めること」だけでなく、やめた後も維持することまで見据えることを大切にしています。
添付資料でも、当院の提案として「やめた後まで見据えた体重管理」を掲げ、薬だけに頼らず、生活習慣の見直しと継続支援を重視する方針を示しています。

私が考える出口戦略は、大きく3つあります。

1つ目は、急にやめないことです。
目標体重に近づいたからといって、自己判断で突然終了すると、食欲や代謝の変化に体が追いつかず、体重が戻りやすくなります。
体重の推移、食欲、副作用、血液検査の結果、生活習慣の定着度を確認しながら、治療方針を相談していくことが大切です。

2つ目は、筋肉量を守ることです。
体重計の数字だけを追いかけると、筋肉が減っていることに気づきにくくなります。
たんぱく質をしっかり摂ること、日常活動量を落とさないこと、無理のない筋力トレーニングを取り入れることが、リバウンドしにくい体づくりにつながります。

3つ目は、生活習慣を「我慢」ではなく「続けられる形」に整えることです。
極端な食事制限や短期間だけの運動では、長期的な体重維持は難しくなります。
朝食の内容、夕食の時間、間食、アルコール、睡眠、歩数、運動の頻度などを、その方の生活に合わせて少しずつ整えていくことが大切です。

はぴふるLABOとの連携による維持サポート

当院では、マンジャロ®による医学的な減量サポートに加えて、体重減少後の維持を目的に、はぴふるLABO様との連携プログラムも準備しています。

同院では、理学療法を中心に
筋力回復・代謝改善トレーニング
膝・股関節など関節に配慮した運動指導
自宅でできる簡単な運動メニューの提供
食事・生活習慣のアドバイス
運動習慣化サポートなどを中心に
筋肉量維持を前提としたパーソナルトレーニング、たんぱく質摂取などの食事サポートなどに関してご協力いただきます。

肥満治療では、「薬を使っている間だけ体重が減る」のではなく、「薬をきっかけに生活が変わる」ことが理想です。
医療機関で副作用や検査値を確認しながら、運動・食事・睡眠・行動習慣を整えることが、リバウンド対策として重要です。

そして医院と理学療法院の強力により、回復、代謝改善、習慣化という3つのステップを通じて、体力や関節の状態を整え、筋肉量や基礎代謝を高め、最終的には自分で体重と健康を管理できる状態を目指します。

治療中から始めたいリバウンド対策

マンジャロ®治療中から意識していただきたいのは、極端な食事制限ではなく、体を守るための食事です。

まず、たんぱく質を不足させないことが大切です。
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを、体調や胃腸の状態に合わせて取り入れます。
次に、野菜、海藻、きのこ類などから食物繊維を確保し、便通や腸内環境にも配慮します。

消化器内科として診療していると、急な食事量の変化により、便秘、下痢、お腹の張り、胃もたれなどが出る方もいます。
体重だけでなく、胃腸の状態を見ながら調整することも大切です。

運動については、いきなり強い筋トレを始める必要はありません
まずは歩く時間を増やす、階段を使う、椅子からの立ち上がりを意識するなど、日常の活動量を増やすことから始めます。
慣れてきたら、下半身や体幹を中心とした軽い筋力トレーニングを加えると、体重維持に役立ちます。

睡眠も重要です。
睡眠不足は食欲に関わるホルモンのバランスを乱し、夜間の間食や過食につながることがあります。
体重管理は、食事と運動だけでなく、睡眠やストレスを含めた全体の調整が必要です。

どのような方が相談の対象になるか

当院では、
健康診断で肥満や脂肪肝を指摘された方
BMIが高く高血圧脂質異常症睡眠時無呼吸などがある方
年齢とともに体重が落ちにくくなった方などを中心にご相談を受けています。

一方で、妊娠中・授乳中の方、未成年の方、栄養不良や摂食障害が疑われる方、膵炎や重い肝腎疾患がある方など、治療が適さない場合もあります。
自由診療で使用する場合にも、メリットだけでなく副作用やリスクを理解したうえで、医師が適応を慎重に判断することが大切です。

横濱おなか診療所は、横浜市緑区・中山駅近くで、消化器内科、胃腸内科、肛門外科、内科、内視鏡検査を行っている診療所です。
胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査や生活習慣病診療の視点も踏まえながら、体重だけでなく、脂肪肝、血糖、脂質、血圧、胃腸症状なども含めて総合的に体の状態を確認していきます。

まとめ|減量のゴールは「やめた後も維持できる体づくり」

マンジャロ®などのGLP-1/GIP関連薬は、体重管理において大きな助けとなる可能性があります。
しかし、臨床研究でも示されているように、薬を中止すると多くの方で体重が戻りやすい現実があります。

だからこそ、治療のゴールは「何kg減ったか」だけではありません。
大切なのは、薬を減らした後、やめた後も維持できる体と生活をつくることです。

当院では、マンジャロ®治療を「減量の入口」としてだけでなく、「維持の出口」まで含めて考えています。
体重が減った後こそ、食事、運動、睡眠、筋肉量、生活リズムを整える大切な時期です。

横浜・中山駅周辺で、肥満治療、メディカルダイエット、脂肪肝、生活習慣病、体重管理についてお悩みの方は、まずはご自身の体の状態を知ることから始めてみてください。
私は、無理な減量ではなく、将来の健康につながる体づくりを、医療の立場から丁寧に支えていきたいと考えています。

Q&A|GLP-1/GIP関連薬とリバウンドについて

Q1. マンジャロ®をやめると必ずリバウンドしますか?

必ずではありません。ただし、薬で抑えられていた食欲が戻り、代謝も変化するため、体重が再増加しやすくなります。
研究でも中止後の体重再増加は報告されており、治療中から食事・運動・睡眠を整えておくことが大切です。

Q2. 目標体重になったらすぐにやめてもよいですか?

自己判断で急に中止することはおすすめしません。
体重、食欲、副作用、検査値、生活習慣の定着度を確認しながら、医師と相談して方針を決めることが大切です。

Q3. リバウンド対策で一番大切なことは何ですか?

筋肉量を守りながら、続けられる生活習慣を作ることです。
たんぱく質の摂取、日常活動量の増加、軽い筋力トレーニング、睡眠の確保を意識しましょう。

Q4. 胃腸症状がある場合も相談できますか?

はい。マンジャロ®では吐き気、便秘、下痢、お腹の張りなどの胃腸症状が出ることがあります。
当院は消化器内科・胃腸内科として、胃腸症状にも配慮しながら経過を確認します。

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当医院は発熱外来を行っておりませんので、発熱の患者様はオンライン診療となります。
新型コロナウイルスのPCR検査・抗原検査は、行っておりません。

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